12.4.4 ユーザー応答機能で表示されるエラー情報の意味および対処方法
ユーザー応答機能の使用時に,次のメッセージに出力されるエラー情報の意味と,その際の対処を説明します。なお,ユーザー応答機能の情報をadshcollectコマンドで採取する場合は,管理者権限で実行する必要があります。
KNAX7402-E
KNAX7460-E
KNAX7461-E
KNAX7462-E
- 〈この項の構成〉
(1) KNAX7402-Eメッセージの詳細情報に表示されるエラー情報の意味および対処方法
エラー番号 |
意味 |
対処 |
---|---|---|
1 |
未実装のAPIが呼び出されました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
2 |
共有メモリの参照に失敗しました。 ユーザー応答機能管理デーモン・サービスが起動していないおそれがあります。 |
【運用者】 ジョブ環境ファイルの設定が正しいか確認してください。SPOOL_DIRパラメーターはジョブ環境ファイルには指定できません。 また,マシンの管理者権限を持つユーザーに連絡し,次の点を確認してください。
【マシンの管理者権限を持つユーザー】 次の点を確認してください。
問題が解決しない場合は,システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
3 |
空きメモリ領域が不足しています。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者はメモリを見積もり直す必要があります。 |
4 |
不正な引数が渡されました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
5 |
データの不整合を検出しました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
6 |
サポートしていない文字エンコーディングが指定されました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
7 |
アンダーフローが発生しました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
8 |
オーバーフローが発生しました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
9 |
APIの呼び出し順序が間違っています。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
10 |
オブジェクトなどの内部状態に不整合が発生しました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
11 |
リソースへのアクセスが拒否されました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
12 |
指定されたファイルが存在しません。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
13 |
ファイルをオープンできません。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
14 |
ファイルに対するメモリマッピングを作成できません。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
15 |
ファイルからの読み込み処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,読み込み権限があることを確認してください。 |
16 |
ファイルへの書き込み処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
17 |
ファイルのシーク処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
18 |
ファイルへのフラッシュ処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
19 |
ファイルのリネーム処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
20 |
ファイルのコピー処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
21 |
ファイルの削除処理でエラーが発生しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
22 |
ディレクトリの作成に失敗しました。 |
環境ファイルのログディレクトリで指定したディレクトリおよびその配下のログファイルに,書き込み権限があることを確認してください。 |
23 |
プロセス間のロックに失敗しました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
24 |
ユーザープログラムによって無効にされた機能を利用しようとしました。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
25 |
ユーザープログラムによって禁止されているため,上書きできません。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
400 |
パラメーターが不正です。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
404 |
adshchmsgコマンドによって応答要求メッセージが削除されたか,または共有メモリを参照できません。 |
運用者はマシンの管理者権限を持つユーザーに連絡して,次の点を確認してください。
マシンの管理者権限を持つユーザーは,ユーザー応答機能管理デーモン・サービスが起動していることを確認してください。問題が解決しない場合は,システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
409 |
同一PIDから応答要求メッセージが出力されました。 |
マルチスレッドで同時に応答要求メッセージが出力されたことが考えられます。 アプリケーションを見直してください。 |
503 |
応答待ちイベントの出力数が上限を超えました。 |
USERREPLY_WAIT_MAXCOUNTパラメーターの値を見直してください。 |
(2) KNAX7460-E,KNAX7461-E,KNAX7462-Eメッセージの詳細情報に表示されるエラー情報の意味および対処方法
エラー番号 |
意味 |
対処 |
---|---|---|
10 |
パラメーターが不正です。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
11 |
関数発行の順序が不正です。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
30 |
指定属性は登録済みです。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
32 |
登録できる拡張属性数を超えています。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
33 |
登録できる拡張属性の合計サイズを超えています。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
40 |
イベントサービスに接続できません。 |
自ホストのJP1/Baseのイベントサービスの起動を確認してください。 |
43 |
入出力エラーです。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
50 |
JP1/Baseのライブラリが見つかりません。 |
JP1/Baseをインストールして,ジョブを再実行してください。 |
51 |
メモリが不足しています。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者はメモリを見積もり直す必要があります。 |
52 |
ファイルオープン数が限界です。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者はオープンできるfd数を見積もり直す必要があります。 |
60 |
JP1イベントが初期化処理されていません。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |
70 |
システムエラーです。 |
システム管理者に連絡してください。 システム管理者は,「11. トラブルシューティング」に従って資料を採取し,トラブルの回避および対処を実施してください。 |