12.1.1 メッセージの出力形式
Advanced Shellが出力するメッセージの形式を次に示します。
KNAXnnnn-t メッセージテキスト
KNAX
メッセージプリフィックスです。Advanced Shellのメッセージであることを示します。
nnnn
メッセージ番号を示します。
t
メッセージ種別です。メッセージに対する処置の指標を示します。メッセージ種別には,次の表に示す種類があります。
表12‒1 メッセージ種別 メッセージ種別
種類
意味
E
エラー(Error)
各ライブラリ,コマンドまたはサーバの機能が働かない障害が起きたことを示します。
定義誤り,コマンドの引数の指定誤りによって,動作できないことを示します。
W
警告(Warning)
メッセージ出力後,処理は続けられます。
I
情報(Information)
ユーザーに情報を知らせます。
(1) ジョブ実行ログに出力されるメッセージの出力形式
メッセージがジョブ実行ログに出力される場合,次のようにメッセージの前に時刻およびジョブ識別子が付加されます。
時刻 ジョブ識別子 KNAXnnnn-t メッセージテキスト
時刻
メッセージを出力した時刻をhh:mm:ssの形式で示します。
ジョブ識別子
メッセージを出力したジョブのジョブ識別子を6桁で示します。6桁に満たない場合は,前方に0を付加して6桁にします。
(2) メッセージ用ダイアログボックスまたはエラーウィンドウに出力されるメッセージの出力形式
一部のメッセージは,次の図で示すメッセージ用ダイアログボックスまたはエラーウィンドウに出力されることがあります。
メッセージ用ダイアログボックス
図12‒1 メッセージ用ダイアログボックス メッセージ用ダイアログボックスでは,メッセージの内容によってメッセージの種類がアイコンで表示されます。メッセージ用ダイアログボックスでのアイコンの意味を次の表に示します。
表12‒2 メッセージ用ダイアログボックスでのアイコンの意味 種類
アイコン
意味
ユーザーの対応方法
情報
処理中にユーザーに伝えるべき事象が発生したときに表示されます。
[OK]をクリックします。
質問
処理中にユーザーに問い合わせるべき事象が発生したことを伝え,二者択一の選択肢のどちらを実施するかを問い合わせます。
[はい]または[いいえ]を選択します。
警告
処理中にユーザーに警告すべき事象が発生したことを伝え,二者択一の選択肢のどちらを実施するかを問い合わせます。
[OK]または[キャンセル]を選択します。
エラー
処理中にエラーが発生したときに表示されます。
[OK]をクリックします。
エラーウィンドウ
Advanced Shellエディタを使用している場合,次の図で示すエラーウィンドウにメッセージが表示されることもあります。
図12‒2 エラーウィンドウ