10.3.30 arrayToCsv(2次元配列の値のCSVデータ出力)
形式
arrayToCsv [-i] 配列名
機能
引数に指定された2次元配列のデータをCSVデータとして出力します。CSVデータの各フィールドはダブルクォートで囲まれます。2次元配列のデータと出力内容の対応例を次に示します。
2次元配列(array)のデータ
array[0][0]=name array[0][1]=value array[0][2]=id array[1][0]=Yokohama array[1][1]=200 array[1][2]=1 array[2][0]=Kawasaki array[2][1]=100 array[2][2]=2
2次元配列(array)のデータを出力した場合の内容
"name","value","id" "Yokohama","200","1" "Kawasaki","100","2"
なお,2次元配列のデータにダブルクォートが含まれている場合,ダブルクォートを1つ増やして出力します。
例
2次元配列のデータ |
出力されるデータ |
---|---|
a"b"c |
"a""b""c" |
引数
- -i
-
フィールド値が数値の場合は,出力時にダブルクォートを付与しません。
数値とは,以下の形式である。例:123,-100,001
[-]<数字>+
- 配列名
-
データを出力する2次元配列の名前を指定します。
標準出力への出力
CSVの形式にした2次元配列のデータ。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1以上 |
エラー終了 |
注意事項
-
引数の配列名に「adsh」から始まる配列名を指定しないでください。指定すると,部品内部で使用している変数の名称と重複し,不当な出力結果となることがあります。
-
引数の配列名に指定できる文字列は,変数名として使用できる文字列と同じですが,指定できる文字列かどうかのチェックはしません。
使用例
set -D array { name value id } { Yokohama 200 1 } { Kawasaki 100 2 } arrayToCsv array # 以下の内容が出力される。 "name","value","id" "Yokohama","200","1" "Kawasaki","100","2" set -D array { name value id } { Yokohama 200 1 } { Kawasaki 100 2 } arrayToCsv -i array # 以下の内容が出力される。 "name","value","id" "Yokohama",200,1 "Kawasaki",100,2