9.3.8 continueコマンド(繰り返し処理を中断して繰り返し処理の先頭に戻る)
形式
continue [n]
機能
for文やwhile文などの繰り返し処理を中断して,繰り返し処理の先頭に戻ります。nには繰り返し処理を中断する数を指定します。1つも繰り返し処理に含まれていない状態で実行した場合,メッセージを出力し,正常終了します。
引数
- n
繰り返し処理を中断する数を1以上の整数で指定します。
nに指定した数の繰り返し処理を中断して,繰り返し処理の先頭に戻ります。nを指定しなかった場合,1段分繰り返し処理を中断し,繰り返し処理の先頭に戻ります。
nに繰り返し処理の数より大きな値を指定した場合,最上位の繰り返し処理の先頭に戻った上でメッセージを出力し,正常終了します。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
エラー終了
|
注意事項
nには,有効範囲内の値を指定してください。有効範囲外の値を指定した場合,あふれた桁を無視して動作します。
なお,有効範囲は,環境変数ADSH_INTEGER_MODEの指定値によって異なります。
表9‒9 nに指定できる値の範囲 環境変数ADSH_INTEGER_MODEの指定値 nに指定できる値の範囲 32
1〜2147483647
64,または未定義
1〜9223372036854775807
この特殊組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤るとコマンドを実行しているシェルが終了します。
使用例
2段分の繰り返し処理を中断します。
continue 2