7.3.41 SPOOL_DIRパラメーター(スプールルートディレクトリのパス名を定義する)
形式
#-adsh_conf SPOOL_DIR パス名
機能
バッチジョブの実行結果(ジョブ実行ログおよびジョブステップのプログラムが出力したデータファイル)をジョブごとにディレクトリを作成して出力するスプールルートディレクトリのパス名を定義します。
オペランド
- パス名
Windowsの実行環境の場合 〜<パス名>((1〜128バイト))《共有ドキュメントフォルダ\Hitachi\JP1AS\JP1ASE\spool》
Windowsの開発環境の場合 〜<パス名>((1〜128バイト))《共有ドキュメントフォルダ\Hitachi\JP1AS\JP1ASD\spool》
UNIXの場合 〜<パス名>((1〜128バイト))《/var/opt/jp1as/spool》
スプールルートディレクトリのパス名を指定します。
注意事項
システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,ジョブ環境ファイルでの定義が有効になります。
ユーザー応答機能を使用する場合,次の指定をすると正しく動作しません。
ジョブ環境ファイルにこのパラメーターを指定した場合
パス名にマルチバイト文字を指定した場合
このパラメーターに,Advanced Shellでサポートしないファイルシステム上のディレクトリを指定しないでください。Advanced Shellでサポートしないファイルシステムの詳細については,「(2) ファイルシステム」を参照してください。
パス名に&,(,),[,],{,},^,=,;,!,',+,,,`,~,#,%の記号を含まないでください。これらの記号を含む場合,正常に動作しません。
補足
該当するパラメーターで指定するディレクトリを別々に分けることで,同一ホスト内で複数環境を使い分けられます。
クラスタ運用で待機系のホストに情報を引き継ぎたい場合は,引き継ぐディレクトリをホスト間で共用します。その場合は,少なくともこのパラメーターのディレクトリをホスト間で共用します。