7.3.31 OUTPUT_STDOUTパラメーター(ルートジョブの出力先を定義する)
形式
#-adsh_conf OUTPUT_STDOUT {SPOOL|PARENT}
機能
ルートジョブの標準出力の出力先を定義します。子孫ジョブは,このオプションにPARENTが指定されたものとして動作します。このオプションを省略した場合,ルートジョブはSPOOLが指定されたものとして動作します。
adshexecコマンドに-sオプションを指定してジョブを実行した場合,このパラメーターの指定よりも-sオプションの指定が優先されます。
ルートジョブが簡潔出力モードまたは最小出力モードで動作(OUTPUT_MODE_ROOTパラメーターまたはadshexecコマンドの-mオプションで指定)する場合は,OUTPUT_STDOUTパラメーターまたはadshexecコマンドの-sオプションの指定に関係なく,プロセス起動時の標準出力を継承します。
オペランド
- {SPOOL|PARENT}
ルートジョブの標準出力の出力先として,次のどちらかを指定します。
SPOOL
ルートジョブの標準出力をスプール内のファイルに出力します。
PARENT
ルートジョブの標準出力を,プロセス起動時に親プロセスから継承した出力先に出力します。親プロセスで出力先をリダイレクトしていない場合は,親プロセスと同じ出力先に出力します。
注意事項
システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメーターが定義されていた場合,ジョブ環境ファイルでの定義が有効になります。