7.3.9 CMDRC_CMDGRP_CHECKパラメーター(関数の終了コードに従ってジョブおよびジョブステップのエラー判定をする)
形式
#-adsh_conf CMDRC_CMDGRP_CHECK {FUNCTION|NONE}
機能
関数の終了コードに従ってジョブおよびジョブステップのエラー判定をするかどうかを定義します。
オペランド
- FUNCTION
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関数の終了コードに従ってジョブおよびジョブステップのエラー判定をし,関数内のコマンドの終了コードに従ってジョブおよびジョブステップのエラー判定をしないようにします。また,CMDRC_THRESHOLD_DEFINEパラメータ,#-adsh_rc_ignoreコマンド,adshcmdrcコマンド,#-adsh_step_startコマンドの-successRC属性によって,関数の終了コードしきい値を変更できるようになります。
- NONE
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関数内のコマンドの終了コードに従って,関数が定義されているジョブおよびジョブステップのエラー判定をするようにします。関数の終了コードに従ったジョブおよびジョブステップのエラー判定はしません。
注意事項
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システム環境ファイルとジョブ環境ファイルの両方にこのパラメータが指定された場合,ジョブ環境ファイルの定義が有効になります。
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オペランドにFUNCTIONを指定した場合は,関数内のコマンドのメッセージは出力されません。
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関数実行中に,シグナルまたは強制終了要求を受けて実行されたtrapコマンドのアクションは,関数内で実行されたと見なされます。このため,関数内で実行されたtrapコマンドのアクションは,オペランドの値に従って,ジョブおよびジョブステップのエラー判定の変更対象になります。
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関数実行中にバックグラウンド実行したコマンドは,関数内から実行したとしても,関数内のコマンドとは見なしません。