6.2.12 シグナルを送信する(signalコマンド)
ジョブ定義スクリプトにシグナルを送信するコマンドは,signalコマンドです。signalコマンドの短縮形は"si"です。signalコマンドの形式を次に示します。
signal {シグナル名|シグナル番号}
引数にシグナル名またはシグナル番号を指定すると,対応するシグナルを送信し,ジョブ定義スクリプトを継続実行します。引数に指定できるシグナルの情報を表示するには,info signalsコマンドを使用してください。また,シグナル受信時の動作については,「3.11.2 シグナル受信時の動作【UNIX限定】」を参照してください。
signalコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- signalコマンドの後ろに引数を指定した場合
ジョブ定義スクリプトが実行されている状態でsignalコマンドを実行すると,次のようになります。
- シグナル番号およびシグナル名
指定したシグナルを送信するというメッセージが出力されます。そのあと,指定したシグナルをジョブ定義スクリプトに送信し,ジョブ定義スクリプトを継続実行します。
存在しないシグナルのときおよびジョブ定義スクリプトが実行されていないときは,エラーメッセージが出力されます。
- signalコマンドの後ろに引数を指定しない場合
ジョブ定義スクリプトが実行中で停止している状態でsignalコマンドを実行すると,エラーメッセージが出力されます。
ジョブ定義スクリプトが実行されていないときも,エラーメッセージが出力されます。
- 注意事項
引数の番号は0以上の整数を入力してください。先頭に「+」は付けません。
番号の指定時にint型の範囲を超えた数値を入力した場合,int型の上限値に丸めて扱います。