7.4.3 XMLドキュメントを更新するためのメモリ所要量
XMLドキュメントを更新する場合,追加で必要なメモリ所要量を求める概算式を次に示します。
UP=UDT+UMA+USS+8×MC
概算式で使用している変数について説明します。
(1) UDT
DTDがある場合に,DTDの情報を保持するために必要なメモリ領域です。
DTDがない場合には,この項の値は0としてください。DTDの情報を保持するために必要なメモリ所要量の詳細は,「7.4.2 文書型定義(DTD)の情報を保持するためのメモリ所要量」を参照してください。
(3) USS
XMLドキュメント内に現れる要素,および属性の名前ごとの累計です。各構成要素の概算式の算出結果の総和になります。
同じ名前の要素や属性がXMLドキュメント内に繰り返し現れるほど,XMLドキュメントのサイズに対して,メモリ所要量が一定値に近づきます。
各構成要素の概算式を次に示します。
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構成要素 |
概算式 |
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|---|---|---|
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Windows(x86),AIX(32),Linux(x86) |
Windows(x64),AIX(64),Linux(x64) |
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要素 |
180+3×NC |
500+3×NC |
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属性 |
400+3×NC |
560+3×NC |
変数は,次のとおりです。
-
NC:各構成要素の名前の文字数
各構成要素の名前の文字数に大きなばらつきがなければ平均値で近似し,定数として扱ってもかまいません。