Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)


4.1.6 動作環境を参照または設定する

HDLMの動作環境を参照,または設定する手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 動作環境を参照する

動作環境を参照するには,HDLMコマンドのviewオペレーションに-sys -sfuncパラメーターを指定して実行します。

コマンドの実行例を次に示します。

PROMPT>dlnkmgr -s ホスト名 -u ユーザー名 -p パスワード view -sys -sfunc
HDLM Version                   : x.x.x-xx
Service Pack Version           : 
Load Balance                   : on(extended lio)
Intermittent Error Monitor     : off
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd  hh:mm:ss
PROMPT>

監査ログの動作環境を参照するには,HDLMコマンドのviewオペレーションに-sys -audlogパラメーターを指定して実行します。

コマンドの実行例を次に示します。

PROMPT>dlnkmgr -l view -sys -audlog
Audit Log                      : off
Audit Log Category             : -
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd  hh:mm:ss
PROMPT>

表示される項目と説明については,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。

(2) 動作環境を設定する

HDLMの動作環境を設定するには,HDLMコマンドのsetオペレーションを実行します。HDLMコマンドのsetオペレーションで次の機能を設定できます。

  • ロードバランス機能

  • 間欠障害監視機能

  • 物理ストレージシステム情報の表示機能

  • 監査ログ採取

  • 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(シーケンシャルI/O)

  • 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(ランダムI/O)

各機能の設定については,「6.6 set 動作環境を設定する」を参照してください。

例えば,ロードバランス機能を設定する場合は,HDLMコマンドのsetオペレーションに-lbパラメーターを指定して実行します。確認メッセージに対して,コマンドを実行する場合は「y」を,実行しない場合は「n」を入力してください。

コマンドの実行例を次に示します。

PROMPT>dlnkmgr -s ホスト名 -u ユーザー名 -p パスワード set -lb on -lbtype exrr
KAPL01049-I オペレーションを開始します。オペレーション名 = set。よろしいですか? [y/n] : y
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = set, 終了時刻 = yyyy/mm/dd  hh:mm:ss
PROMPT>

設定した内容が反映されているかどうか確認するには,「(1) 動作環境を参照する」の手順を実行してください。