付録A.10 LUの動的削除機能の差異
HDLMのバージョンによって，LUの動的削除機能は次に示すように異なります。
05-02のHDLM
「Offline(C)のパスがあるLUも削除」を設定しない場合（HDLMコマンドの場合はdlnkmgr set -rmlu on）
LUに接続するパスの中にOnline状態，Offline(C)状態のパスがない場合，HDLMの管理対象からLUを削除します。
「Offline(C)のパスがあるLUも削除」を設定した場合（HDLMコマンドの場合はdlnkmgr set -rmlu on -force）
LUに接続するパスの中にOnline状態のパスがない場合，HDLMの管理対象からLUを削除します。
05-50以降のHDLM
「Offline(C)のパスがあるLUも削除」を設定しない場合（HDLMコマンドの場合はdlnkmgr set -rmlu on）
LUに接続するパスの中にOnline状態，Offline(C)状態のパスがない場合，HDLMの管理対象からLUを削除します。
ただし，次に示すどちらかの条件を満たす場合はHDLMの管理対象からLUを削除しません。
・LUに接続するパスの中に，自動的にOnline状態へ切り替わる条件を満たすOffline(E)状態のパスがある場合。Offline(E)状態のパスが自動的にOnline状態へ切り替わる条件については，「付録A.9 パスの遷移と自動切り替え」の「(2) Online(E)状態，Offline(C)状態，およびOffline(E)状態のパスの自動切り替え」を参照してください。
・Offline(C)のパスが切断されたあと，オンライン操作によりOffline(E)に遷移した結果，Online状態のパスがなくなった場合。
「Offline(C)のパスがあるLUも削除」を設定した場合（HDLMコマンドの場合はdlnkmgr set -rmlu on -force）
LUに接続するパスの中にOnline状態のパスがない場合，HDLMの管理対象からLUを削除します。ただし，LUに接続するパスの中に，自動的にOnline状態へ切り替わる条件を満たすOffline(E)状態またはOffline(C)状態のパスがある場合は，HDLMの管理対象からLUを削除しません。Offline(E)状態，Offline(C)状態のパスが自動的にOnline状態へ切り替わる条件については，「付録A.9 パスの遷移と自動切り替え」の「(2) Online(E)状態，Offline(C)状態，およびOffline(E)状態のパスの自動切り替え」を参照してください。