Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)
間欠障害の監視中にカウントされている障害発生回数,監視を開始してから経過した時間,および間欠障害と見なされている(自動フェールバック対象外)かどうかの情報は,ユーザーが間欠障害の設定値を変更したり,パスの状態を変更したりすると,初期化されることがあります。ユーザーがこれらの操作をしたときに,障害発生回数,監視を開始してからの経過時間,および自動フェールバック対象外の情報が初期化されるかどうかを,「表2-6 ユーザーの操作による,間欠障害情報の変化」に示します。
パスが間欠障害監視中かどうかは,HDLMコマンドのview -pathオペレーションで-iemパラメーターを指定することによって表示されるIEP項目,HDLM GUIのパスリストビューの[間欠障害パス]項目で判断できます。これらの項目に0以上の数値が表示された場合,間欠障害監視中です。
| ユーザーの操作 | 障害発生回数および監視開始後の経過時間 | 自動フェールバック対象外の情報 | |
|---|---|---|---|
| 間欠障害監視の設定変更 | 「off」に設定 | 初期化 | 初期化※1 |
| 間欠障害監視中に,間欠障害と見なす条件を変更 | 初期化※2 | 引き継ぎ | |
| 間欠障害監視中に,setオペレーションで再度「on」に設定(条件変更なし) | |||
| 間欠障害監視中に,HDLM GUIのオプションウィンドウで[適用]ボタンまたは[OK]ボタンをクリック※3 | |||
| 間欠障害監視時間外に,間欠障害と見なす条件を変更 | -(カウントされていない) | ||
| 自動フェールバックの設定変更 | 「off」に設定 | 初期化 | 初期化 |
| パスの状態変更 | パスをOffline(C)に設定 | 初期化 | 初期化 |
| 間欠障害監視時間外に,パスをOnlineに設定 | -(カウントされていない) | ||
| 間欠障害監視中に,パスをOnlineに設定 | 引き継ぎ | -(自動フェールバック対象外のパスは監視対象外) | |
| HDLMマネージャー再起動 | 初期化※4 | 引き継ぎ | |
| ホスト再起動 | 初期化 | 初期化 | |
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