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Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


3.20.1 HDLM管理対象のデバイスへの操作

HDLMデバイスの設定を解除する操作手順を,次に説明します。

  1. 必要に応じて,HDLM管理対象のデバイスの内容をテープなどにバックアップします。

  2. HDLMデバイスの論理デバイスファイル名およびストレージシステムの内部LU番号の対応情報を控えておきます。

    これは,HDLMをアンインストール後に,SCSIデバイスの論理デバイスファイル名とLUの対応が付けられるようにするためです。

  3. アプリケーションからHDLMデバイスの登録を解除します。

    アプリケーションは,アクセス時にHDLMデバイスを使用しているため,アンインストール後に同じHDLMデバイスを使用して該当するLUにアクセスできません。クラスターソフトウェアを含むアプリケーション(ボリューム管理ソフトウェア以外)のプログラムにHDLM管理対象のデバイスを登録している場合,HDLMデバイスの登録を解除してください。

    Oracle RACの設定を解除する手順については,「3.20.2 Oracle RACの設定解除」を参照してください。

  4. Xenの設定を解除します。

    HDLMデバイスをdomainUで使用できないように設定します。

    Xenの設定解除の手順については,「3.20.3 Xenの設定解除」を参照してください。

  5. KVMの設定を解除します。

    HDLMデバイスをハードウェア設定ファイルから削除します。

    KVMの設定解除の手順については,「3.20.4 KVMの設定解除」を参照してください。

  6. HDLMデバイスのマウントを解除します。

    HDLMデバイスを指定してHDLM管理対象のデバイスをマウントしている場合は,マウントを解除してください。また,ホストの起動時に自動でマウントする設定をしている場合は,/etc/fstabファイルを編集してその設定を削除してください。

    設定解除の方法については,3.6.1 HDLMを新規インストールする前の準備」の(1) HDLM管理対象予定のデバイスへの操作」を参照してください。ただし,すでに定義されているHDLMデバイスを解除してSCSIデバイスを追加する手順で,実施してください。

  7. ボリューム管理ソフトウェアからHDLMデバイスの登録を解除します。

    HDLMデバイスをボリューム管理ソフトウェアに登録している場合は,登録を解除してください。

    LVMの設定解除の手順については,「3.20.5 LVM2の設定解除」を参照してください。