Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


3.1.5 Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合の関連製品

Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合の関連製品を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) HDLMがサポートするクラスターソフトウェア

HDLMをクラスター構成で使用する場合,そのクラスターを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスターが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys

クラスター構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3‒21 Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合のクラスターソフトウェア(FC-SANを使用する場合)

カーネルアーキテクチャー

カーネル

クラスターソフトウェア

EM64T/AMD64

5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

Pacemaker

5.14.0-284.11.1.el9_2.x86_64

CLUSTERPRO X 5.1.2-1※2※3

CLUSTERPRO X 5.2.1-1※2※3

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

LifeKeeper v9 Update9(9.9.0)※7

Pacemaker

5.14.0-284.18.1.el9_2.x86_64

CLUSTERPRO X 5.2.0-1※2※3

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

LifeKeeper v9 Update9(9.9.0)※7

Pacemaker

5.14.0-284.25.1.el9_2.x86_64

CLUSTERPRO X 5.1.2-1※2※3

CLUSTERPRO X 5.2.0-1※2※3

CLUSTERPRO X 5.2.1-1※2※3

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

LifeKeeper v9 Update9(9.9.0)※7

Pacemaker

5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64

CLUSTERPRO X 5.1.2-1※2※3

CLUSTERPRO X 5.2.1-1※2※3

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

LifeKeeper v9 Update9(9.9.0)※7

Pacemaker

5.14.0-284.40.1.el9_2.x86_64

CLUSTERPRO X 5.2.0-1※2※3

CLUSTERPRO X 5.2.1-1※2※3

HAモニタ 01-78※4※5※6

HAモニタ 01-79※4※5※6

LifeKeeper v9 Update8(9.8.0)※1

LifeKeeper v9 Update9(9.9.0)※7

Pacemaker

5.14.0-427.13.1.el9_4.x86_64

Pacemaker

PRIMECLUSTERおよびLifeKeeperの環境につきましては,弊社営業にお問い合わせください。

注※1

HDLM ARK 9.8.0-7607を使用した環境だけをサポートします。

注※2

Diskモニター(TUR(legacy))による監視は未サポートです。

3.11 CLUSTERPROの設定」を参照してください。

注※3

Diskモニター(READ)による監視をサポートします。ただし,LVM環境では異常を検出しないことがあるため,READ(O_DIRECT)の利用を推奨いたします。

注※4

Hitachi HA Booster Pack for Linuxをあわせて使用する場合は,OS障害通知機能だけをサポートします。

注※5

HAモニタはパーシステントリザーブをサポートしています。また,ストレージは次のものだけをサポートします。

  • HUS VM

  • Virtual Storage Platformシリーズ

  • VSP 5000シリーズ

  • VSP G1000シリーズ

  • VSP G1500

  • VSP F1500

  • VSP One B20

  • VSP E シリーズ

  • VSP Gx00 モデル

  • VSP Fx00 モデル

パーシステントリザーブを使用する場合は,ストレージ側でLUのホストモードオプションの2番を有効にしてください。 詳細はストレージシステムのマニュアルを参照してください。

注※6

HAモニタ 01-75からサポートされたKVM構成と非LVMの共有ディスク(ファイルシステム)構成は未サポートです。

注※7

HDLM ARK 9.9.0-7718を使用した環境だけをサポートします。

(2) HDLMがサポートするボリュームマネージャー

ボリュームマネージャーを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3‒22 Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合のボリュームマネージャー

カーネルアーキテクチャー

カーネル

ボリュームマネージャー

EM64T/AMD64

5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64

LVM2.03.16-3.el9

5.14.0-284.11.1.el9_2.x86_64

LVM2.03.17-7.el9

5.14.0-284.18.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.25.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.40.1.el9_2.x86_64

5.14.0-427.13.1.el9_4.x86_64

LVM2.03.23-2.el9

(3) HDLMがサポートするファイルシステム

HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。

表3‒23 Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合のファイルシステム

カーネルアーキテクチャー

カーネル

ファイルシステム

EM64T/AMD64

5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64

ext2(OSに同梱)

ext3(OSに同梱)

ext4(OSに同梱)

xfs(OSに同梱)

vfat(OSに同梱)※1

5.14.0-284.11.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.18.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.25.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.40.1.el9_2.x86_64

5.14.0-427.13.1.el9_4.x86_64

注※1

bootデバイスとしてだけサポートします。

(4) HDLMがサポートするブートディスク環境

HDLMは次の表に示す環境でブートディスクをサポートします。

ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

表3‒24 Red Hat Enterprise Linux 9を使用する場合のブートディスクの動作環境(FC-SANを使用する場合)

カーネルアーキテクチャー

カーネル

HBA

対応するストレージシステム

EM64T/AMD64

5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64

Emulex

QLogic

VSP One B20

VSP E シリーズ

VSP 5000シリーズ

VSP F1500

VSP G1500

VSP Fx00 モデル

VSP Gx00 モデル

VSP G1000シリーズ

HUS VM

Virtual Storage Platformシリーズ

5.14.0-284.11.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.18.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.25.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64

5.14.0-284.40.1.el9_2.x86_64

5.14.0-427.13.1.el9_4.x86_64

ブートディスク環境ではiSCSIによるディスク接続は未サポートです。