Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


3.1.1 HDLMがサポートするホストとOS

HDLMがサポートするホストは,次の各表に示すOSが動作して,かつ「表3‒1 適用ホストの必要条件」に示す条件を満たすものです

表3‒1 適用ホストの必要条件

項目

必要条件

CPU

Intel社製Pentium III以上※1

AMD社製 Opteron

メモリー

512MB以上

ディスクサイズ

600MB※2以上

注※1

HDLMはHyper-Threadingテクノロジーに対応済みです。

注※2

インストール時に必要なサイズです

ーネルアーキテクチャーおよびCPUのベンダーについては,次に示す方法で確認してください。

  1. 次に示すコマンドを実行して,使用しているカーネルのアーキテクチャーを確認します。

    # uname -m
    x86_64
    #

    unameコマンドの表示結果は次のアーキテクチャーを示します。

    i686:IA32

    x86_64:AMD64/EM64T

  2. 次に示すコマンドを実行して,使用しているCPUのベンダーを確認します。

    # cat /proc/cpuinfo
    processor       : 0
    vendor_id       : AuthenticAMD
    cpu family      : 15
    model           : 37
    model name      : AMD Opteron(tm) Processor 252
    stepping        : 1
        :
        :
    #

    vendor_idの行を確認します。AMD製CPUの場合はAuthenticAMDと表示され,Intel製CPUの場合はGenuineIntelと表示されます。

注意事項
  • Secure boot機能を有効にした環境は未サポートです。また,HDLMインストール後にSecure boot機能を有効にしないでください。

  • ストレージシステムとの接続にIP-SANを使用する場合は,次に示すOSをサポートします。

    • Red Hat Enterprise Linux 7,8,9

    • SUSE LINUX Enterprise Server 12,15

    • Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7,8

なお,iSCSIソフトウェアは,OSに同梱されている次のiSCSIイニシエーターをサポートします。

  • Red Hat Enterprise Linux 7,8,9,またはOracle Unbreakable Enterprise Kernel 7,8の場合

    iscsi-initiator-utils

  • SUSE LINUX Enterprise Server 12,15の場合

    open-iscsi

表3‒2 HDLMがサポートするRed Hat Enterprise Linux 7のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

3.10.0-123.el7.x86_64

3.10.0-123.13.2.el7.x86_64

3.10.0-123.20.1.el7.x86_64

3.10.0-229.el7.x86_64

3.10.0-229.4.2.el7.x86_64

3.10.0-229.20.1.el7.x86_64

3.10.0-229.34.1.el7.x86_64

3.10.0-327.el7.x86_64

3.10.0-327.4.4.el7.x86_64

3.10.0-327.4.5.el7.x86_64

3.10.0-327.10.1.el7.x86_64

3.10.0-327.18.2.el7.x86_64

3.10.0-327.22.2.el7.x86_64

3.10.0-327.36.1.el7.x86_64

3.10.0-327.36.2.el7.x86_64

3.10.0-327.36.3.el7.x86_64

3.10.0-327.44.2.el7.x86_64

3.10.0-327.46.1.el7.x86_64

3.10.0-327.49.2.el7.x86_64

3.10.0-327.55.1.el7.x86_64

3.10.0-327.55.2.el7.x86_64

3.10.0-327.55.3.el7.x86_64

3.10.0-327.58.1.el7.x86_64

3.10.0-327.62.1.el7.x86_64

3.10.0-327.62.4.el7.x86_64

3.10.0-327.64.1.el7.x86_64

3.10.0-327.93.1.el7.x86_64

3.10.0-327.96.1.el7.x86_64

3.10.0-327.98.2.el7.x86_64

3.10.0-327.102.1.el7.x86_64

3.10.0-514.el7.x86_64

3.10.0-514.6.1.el7.x86_64

3.10.0-514.10.2.el7.x86_64

3.10.0-514.16.1.el7.x86_64

3.10.0-514.21.1.el7.x86_64

3.10.0-514.26.2.el7.x86_64

3.10.0-514.36.5.el7.x86_64

3.10.0-514.44.1.el7.x86_64

3.10.0-514.51.1.el7.x86_64

3.10.0-514.55.4.el7.x86_64

3.10.0-693.el7.x86_64

3.10.0-693.1.1.el7.x86_64

3.10.0-693.5.2.el7.x86_64

3.10.0-693.11.1.el7.x86_64

3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

3.10.0-693.21.1.el7.x86_64

3.10.0-693.33.1.el7.x86_64

3.10.0-693.43.1.el7.x86_64

3.10.0-693.46.1.el7.x86_64

3.10.0-693.62.1.el7.x86_64

3.10.0-862.el7.x86_64

3.10.0-862.14.4.el7.x86_64

3.10.0-862.3.2.el7.x86_64

3.10.0-957.el7.x86_64

3.10.0-957.10.1.el7.x86_64

3.10.0-957.12.2.el7.x86_64

3.10.0-957.21.3.el7.x86_64

3.10.0-957.27.2.el7.x86_64

3.10.0-1062.el7.x86_64

3.10.0-1062.1.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.9.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.18.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.56.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.60.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.63.1.el7.x86_64

3.10.0-1062.67.1.el7.x86_64

3.10.0-1127.el7.x86_64

3.10.0-1160.el7.x86_64

3.10.0-1160.15.2.el7.x86_64

3.10.0-1160.31.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.36.2.el7.x86_64

3.10.0-1160.41.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.59.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.80.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.83.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.90.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.92.1.el7.x86_64

3.10.0-1160.108.1.el7.x86_64

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

表3‒3 HDLMがサポートするRed Hat Enterprise Linux 8のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

4.18.0-147.el8.x86_64※3

4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64※3

4.18.0-147.8.1.el8_1.x86_64※3

4.18.0-193.el8.x86_64※3

4.18.0-193.13.2.el8_2.x86_64※3

4.18.0-193.28.1.el8_2.x86_64※3

4.18.0-193.79.1.el8_2.x86_64※3

4.18.0-193.91.1.el8_2.x86_64※3

4.18.0-193.95.1.el8_2.x86_64※3

4.18.0-240.el8.x86_64※3

4.18.0-240.22.1.el8_3.x86_64※3

4.18.0-305.el8.x86_64※3

4.18.0-305.3.1.el8_4.x86_64※3

4.18.0-305.12.1.el8_4.x86_64※3

4.18.0-305.19.1.el8_4.x86_64※3

4.18.0-305.25.1.el8_4.x86_64※3

4.18.0-305.82.1.el8_4.x86_64※3

4.18.0-372.9.1.el8.x86_64※3

4.18.0-372.16.1.el8_6.x86_64※3

4.18.0-372.32.1.el8_6.x86_64※3

4.18.0-477.10.1.el8_8.x86_64※3

4.18.0-477.21.1.el8_8.x86_64※3

4.18.0-477.27.1.el8_8.x86_64※3

4.18.0-477.36.1.el8_8.x86_64※3

4.18.0-553.el8_10.x86_64※3

4.18.0-553.16.1.el8_10.x86_64※3

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3

Red Hat Enterprise Linux 8の場合, HDLMのインストール時に次に示すRPMパッケージが必要です。

  • tar-RPMパッケージのバージョン情報.rpm

    RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。

表3‒4 HDLMがサポートするRed Hat Enterprise Linux 9のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

5.14.0-162.6.1.el9_1.x86_64※3

5.14.0-284.11.1.el9_2.x86_64※3

5.14.0-284.18.1.el9_2.x86_64※3

5.14.0-284.25.1.el9_2.x86_64※3

5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64※3

5.14.0-284.40.1.el9_2.x86_64※3

5.14.0-427.13.1.el9_4.x86_64※3

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3

Red Hat Enterprise Linux 9の場合, HDLMのインストール時に次に示すRPMパッケージが必要です。

  • tar-RPMパッケージのバージョン情報.rpm

  • initscripts-RPMパッケージのバージョン情報.rpm

RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。

表3‒5 HDLMがサポートするSUSE LINUX Enterprise Server 12のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

3.12.28-4-default

3.12.28-4-xen

3.12.38-44.1-default

3.12.38-44.1-xen

3.12.59-60.45-default

3.12.59-60.45-xen

3.12.74-60.64.40-default

3.12.74-60.64.40-xen

4.4.21-69-default

4.4.103-6.33-default

4.4.114-94.14-default

4.12.14-94.41-default

4.12.14-120-default

SUSE LINUX Enterprise Server 12を使用する場合の動作環境について次に示します。

  • EVMS機能を適用したHDLMデバイスは未サポートです。

  • HDLMをインストールしている環境ではDRBD機能を使用できません。

  • User-Mode Linuxの環境ではHDLMを使用できません。

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

表3‒6 HDLMがサポートするSUSE LINUX Enterprise Server 15のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

4.12.14-23-default

4.12.14-195-default

5.3.18-22-default

5.3.18-59.40-default

5.14.21-150500.53-default

SUSE LINUX Enterprise Server 15を使用する場合の動作環境について次に示します。

  • EVMS機能を適用したHDLMデバイスは未サポートです。

  • HDLMをインストールしている環境ではDRBD機能を使用できません。

  • User-Mode Linuxの環境ではHDLMを使用できません。

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です

表3‒7 HDLMがサポートするOracle Linux 7のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

3.10.0-123.el7.x86_64

3.10.0-229.el7.x86_64

3.10.0-327.el7.x86_64

3.10.0-514.el7.x86_64

3.10.0-693.el7.x86_64

3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

3.10.0-862.el7.x86_64

3.10.0-957.el7.x86_64

3.10.0-1062.el7.x86_64

3.10.0-1127.el7.x86_64

3.10.0-1160.el7.x86_64

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

表3‒8 HDLMがサポートするOracle Unbreakable Enterprise Kernel 7のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

3.8.13-44.el7uek.x86_64

3.8.13-55.1.6.el7uek.x86_64

3.8.13-68.el7uek.x86_64

3.8.13-68.2.2.el7uek.x86_64

3.8.13-98.7.1.el7uek.x86_64

3.8.13-118.10.2.el7uek.x86_64

4.1.12-61.1.18.el7uek.x86_64

4.1.12-61.1.28.el7uek.x86_64

4.1.12-94.3.9.el7uek.x86_64

4.1.12-112.16.4.el7uek.x86_64

4.1.12-124.16.4.el7uek.x86_64

4.1.12-124.30.1.el7uek.x86_64

4.14.35-1818.3.3.el7uek.x86_64

4.14.35-1902.3.2.el7uek.x86_64

4.14.35-1902.300.11.el7uek.x86_64

4.14.35-1902.301.1.el7uek.x86_64

4.14.35-2047.530.5.1.el7uek.x86_64

4.14.35-2047.540.4.1.el7uek.x86_64

5.4.17-2011.6.2.el7uek.x86_64

5.4.17-2102.201.3.el7uek.x86_64

5.4.17-2136.311.6.1.el7uek.x86_64

5.4.17-2136.316.7.el7uek.x86_64

5.4.17-2136.313.6.el7uek.x86_64

5.4.17-2136.321.4.el7uek.x86_64

5.4.17-2136.320.7.1.el7uek.x86_64

「Red Hat Enterprise Linux」,「Red Hat Enterprise Linux 7」または「Oracle Linux 7」と記述された個所で,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7に関する断り書きがない場合,適宜それらをOracle Unbreakable Enterprise Kernel 7に読み替えてください。

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

表3‒9 HDLMがサポートするOracle Linux 8のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

4.18.0-147.el8.x86_64※3

4.18.0-193.el8.x86_64※3

4.18.0-240.el8.x86_64※3

4.18.0-305.el8.x86_64※3

4.18.0-372.9.1.el8.x86_64※3

4.18.0-477.10.1.el8_8.x86_64※3

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3

Oracle Linux 8の場合, HDLMのインストール時に次に示すRPMパッケージが必要です。

  • tar-RPMパッケージのバージョン情報.rpm

    RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。

表3‒10 HDLMがサポートするOracle Unbreakable Enterprise Kernel 8のカーネル

カーネルアーキテクチャー※1

カーネル

EM64T/AMD64※2

5.4.17-2011.5.3.el8uek.x86_64※3

5.4.17-2011.7.4.el8uek.x86_64※3

5.4.17-2102.201.3.el8uek.x86_64※3

5.4.17-2136.307.3.1.el8uek.x86_64※3

5.4.17-2136.310.7.1.el8uek.x86_64※3

  • 「Red Hat Enterprise Linux」,「Red Hat Enterprise Linux 8」または「Oracle Linux 8」と記述された個所で,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 8に関する断り書きがない場合,適宜それらをOracle Unbreakable Enterprise Kernel 8に読み替えてください。

注※1

OS配布元からバイナリー形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2

HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3

Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 8の場合, HDLMのインストール時に次に示すRPMパッケージが必要です。

  • tar-RPMパッケージのバージョン情報.rpm

    RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。