7.12.2 パラメーター
- -k
Reservation Keyを表示する場合に指定します。-k指定時に表示される項目について説明します。
- Reservation Key
ほかのホストのReservation Keyの場合は，Reservation Keyの最後に「*」を表示します。
Reservation Keyが設定されていない場合は，[0x0000000000000000]を表示します。
- Regist Key
登録されているKeyを表示します。
- Key Count
登録されているKeyの数を表示します。
- -c
Reservation Keyをクリアーする場合に指定します。
- 注意事項
通常運用時には-cパラメーターを使用しないでください。Reservation Keyをクリアーすると，ほかのホストからアクセスできるようになるため，データが破損するおそれがあります。
不当に残ってしまったReservation Keyをクリアーする必要がある場合だけ，-cパラメーターを使用してください。
hdisknパラメーターを省略した場合，サポートするストレージシステムのhdiskのReservation Keyだけをクリアーします。その他のhdiskに対しては，実行結果にKAPL10648-Eのメッセージが表示されます。
- hdiskn
Reservation Keyを表示またはクリアーするhdiskを指定します。複数指定できます。
このパラメーターを省略した場合，すべてのhdiskを対象にします。
- -a
hdiskを複数指定した場合に，途中で障害が発生してもすべてのhdiskの処理を続行します。
- -h
dlmprユーティリティーの形式を表示します。
注意事項
hdiskが示すハードウェアが次の条件に該当する場合は，Reservation Keyに[0x????????????????]が表示されます。
パーシステントリザーブをサポートしていない
パーシステントリザーブ以外のリザーブが使用されている
障害が発生し，リザーブの状態が確認できない
使用例
Reservation Keyを確認したあと，自ホスト以外のReservation Keyをクリアーする場合
dlmprユーティリティーを実行して，「hdisk1」「hdisk2」「hdisk3」「hdisk4」のReservation Keyを表示します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmpr -k hdisk1 hdisk2 hdisk3 hdisk4 self Reservation Key : [0xaaaaaaaaaaaaaaaa] hdisk1 Reservation Key : [0xaaaaaaaaaaaaaaaa] , dlmrsvlevel : system Regist Key : [0xaaaaaaaaaaaaaaaa] , Key Count : 2 hdisk2 Reservation Key : [0xbbbbbbbbbbbbbbbb]* , dlmrsvlevel : system Regist Key : [0xbbbbbbbbbbbbbbbb] , Key Count : 2 hdisk3 Reservation Key : [0xbbbbbbbbbbbbbbbb]* , dlmrsvlevel : no_reserve Regist Key : [0xbbbbbbbbbbbbbbbb] , Key Count : 2 hdisk4 Reservation Key : [0x0000000000000000] , dlmrsvlevel : no_reserve KAPL10665-I The dlmpr utility completed.dlmprユーティリティーを実行して，他ホストのReservation Key（「*」がついているもの）をクリアーします。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmpr -c hdisk2 hdisk3
確認メッセージが表示されます。クリアーする場合は「y」を，クリアーしない場合は「n」を入力します。
KAPL10641-I Reservation Key will now be cleared. Is this OK? [y/n]:y KAPL10642-I Reservation Key of hdisk2 was cleared. KAPL10642-I Reservation Key of hdisk3 was cleared.