4.5.1 HDLM運用環境の構成を変更する場合の注意事項
HDLMを使用するシステムの構成を変更した場合,変更後の環境を正しく構築できたことを確認できたら,HDLMの構成定義ファイルをバックアップしてください。構成定義ファイルは/usr/DynamicLinkManager以下に格納されています。/usr/DynamicLinkManagerディレクトリーごとバックアップしてください。
物理ボリューム(hdiskn)を削除する場合は,対応するHDLMデバイスを削除してから実施してください。
HDLMの管理対象ディスクを変更する場合や,ディスクの削除(rmdev),追加(cfgmgr)などで物理ボリュームの構成を変更する場合に,HDLMドライバーの再構成(dlmrmdev,dlmcfgmgr)で,物理ボリューム(hdiskn)とHDLMデバイスの論理デバイス(dlmfdrvn)の対応が変わる場合があります。物理ボリュームと論理デバイスファイルの対応を変えないでHDLMデバイスを再構成する場合,「4.5.7 HDLMデバイス名を変更しない再構成」を参照してください。
構成済みのHDLMデバイスの管理対象に物理ボリューム(hdisk)を追加した場合,HDLMデバイスの設定に合わせるため追加した物理ボリューム(hdisk)のreserve_policy属性が変更されることに注意してください。
構成済みのHDLMデバイスの管理対象に物理ボリューム(hdisk)を追加した場合,次の内容を確認してください。
HDLMデバイスの属性値と追加した物理ボリューム(hdisk)の属性値に差異がないか確認してください。差異がある場合は,HDLMデバイスの属性値を正しく設定してください。HDLMデバイスの属性値の設定変更方法については,「4.1.7 HDLM管理対象デバイスの属性変更」の「(1) HDLMデバイスを指定して変更する場合」を参照してください。
すでにHDLM管理対象になっている物理ボリューム(hdisk)と追加した物理ボリューム(hdisk)の属性値に差異がないか確認してください。差異がある場合は,属性値が一致するように設定してください。HDLMデバイスの管理対象物理ボリューム(hdisk)の属性値の設定変更方法については,「4.1.7 HDLM管理対象デバイスの属性変更」の「(2) 物理ボリューム(hdisk)を指定して変更する場合」を参照してください。