Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)


4.1.18 システムのリストア後にHDLMをアンインストールするときの注意事項

HDLMデバイスが含まれた構成のシステム(rootvg)は,mksysbコマンドを使用してバックアップできます。ただし,リストア後にHDLMを使用しない場合,ODMの情報を正しく保持するため,次の操作を実行してください。

  1. バックアップしたrootvgをリストアします。

  2. HDLM動作ODM設定ユティリティdlmodmset)を実行して,hdiskを指定する操作に対してエラーチェック機能が有効かどうか確認します。

    エラーチェック機能が有効かどうかは,dlmodmset -oを実行してください。

     # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmodmset -o 

    上記の出力結果から「hdisk error check flag」の値を確認してください。確認した結果,「off」の場合はHDLMデバイスを削除するか,HDLMをアンインストールしてください。HDLMデバイスを削除する場合,手順5を実行してください。HDLMをアンインストールする場合,手順6を実行してください。

    dlmodmsetティリティについては,「7.10 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。

  3. lsdevコマンドを実行して,リストアしたデバイス構成にHDLMデバイスが含まれていないかどうか確認します

    lsdevコマンドの実行例を次に示します。

     # lsdev -Cc disk | grep dlm 

    確認した結果,HDLMデバイスが含まれている場合はHDLMデバイスを削除するか,HDLMをアンインストールしてください。HDLMデバイスを削除する場合,手順5を実行してください。HDLMをアンインストールする場合,手順6を実行してください。

  4. HDLM構成管理ユティリティdlmcfgmgr)を実行して,HDLMデバイスを構成します。

     # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmcfgmgr 

    dlmcfgmgrティリティについては,「7.4 dlmcfgmgr HDLM構成管理ユティリティ」を参照してください。

  5. HDLMドライバ削除ユティリティdlmrmdev)を実行して,HDLMデバイスを削除します。

     # /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmrmdev 

    dlmrmdevティリティについては,「7.13 dlmrmdev HDLMドライバ削除ユティリティ」を参照してください。

  6. 必要に応じて,HDLMをアンインストールします。

    HDLMのアンインストールについては,「3.13 HDLMの設定解除」を参照してください。