3.13.3 HDLMのアンインストール
HDLMのアンインストール時にKAPL09019-E,KAPL09020-Eのメッセージが出力された場合は,「3.13.4 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib2)のアンインストール」の手順に従って,HNTRLib2をアンインストールしてください。ただし,KAPL09026-Iのメッセージが出力された場合は,HDLM以外のプログラムがHitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib2)を使用しているので,HDLMだけがアンインストールされます。
HDLMは,SMIT画面からの操作でアンインストールできます。
HDLMをアンインストールすると,dlmfdrv.unconfファイルが削除されます。dlmfdrv.unconfファイルが必要な場合は,/usr/DynamicLinkManagerディレクトリーの配下以外のディレクトリーにバックアップを取ってから,HDLMをアンインストールしてください。
次に示すdlmrmdev -Aユーティリティーを実行すると,手順3から手順6を省略できます。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmrmdev -A
AIXに,root権限を持つユーザーでログインします。
HDLMの管理対象パスを使用しているプロセス,およびサービスをすべて停止します。
DBMSなどの,各種アプリケーションのプロセスおよびサービスが,HDLMの管理対象パスを使用している場合,それらをすべて停止します。
次に示すコマンドを実行して,HDLMで使用しているファイルシステムをアンマウントします。
# umount ファイルシステムのマウントポイント
次に示すコマンドを実行して,活動化状態のボリュームグループをすべて表示させます。
# lsvg -o
表示されたボリュームグループから,HDLMで使用しているボリュームグループを非活動化します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmvaryoffvg ボリュームグループ名
次に示すコマンドを実行して,動作中のカーネルからHDLMデバイス,およびHDLMアラートドライバーの論理デバイスファイルを削除し,HDLMマネージャーを停止します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmrmdev
KAPL09012-Iのメッセージが表示された場合は,問題ありません。
KAPL09012-Iのメッセージが表示されない場合,HDLMデバイスまたはHDLMアラートドライバーの論理デバイスファイルが削除されていないか,HDLMマネージャーが停止していません。KAPL09012-Iのメッセージが表示されなかった場合は,HDLM の管理対象パスを使用しているプロセス,サービス,ファイルシステム,およびボリュームグループがないことを確認してから,上記のコマンドを再実行してください。
次に示すアンインストールコマンドを実行します。
# installp -u DLManager
/etc/rc.shutdownファイルのexit 0の前にある次の記述を削除します。
if [ -x /etc/rc.HDLM_shutdown ] then sh /etc/rc.HDLM_shutdown fi