正ボリュームから副ボリュームにバックアップされたインフォメーションストアから,特定のインフォメーションストアだけを正ボリュームにリストアし,トランザクションログをロールフォワードする手順について説明します。
バックアップしたデータをリストアする場合には,バックアップサーバーでProtection Managerサービスが稼働している必要があります。
リストア時にトランザクションログをロールフォワードするには:
- バックアップデータのバックアップIDおよびインフォメーションストア名を確認します。
バックアップIDおよびインフォメーションストアを確認するには,drmexgcatコマンドを実行します。バックアップIDは「BACKUP-ID」に,インフォメーションストア名は「INFORMATIONSTORE」に表示されます。この例では,メールボックスストアをリストアするので,「OBJECT」が「MAILBOXSTORE」となっている項目のインフォメーションストア名を確認してください。
DBServer > drmexgcat -target IS12
- バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップID記録ファイルは,EX_DRM_EXG_RESTOREでリストアする際に必要なファイルです。バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。ここでは,オペレーションIDとして「Operation_A」を使用します。
DBServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000001
- インフォメーションストア名を指定して副ボリュームから正ボリュームへリストアし,トランザクションログをロールフォワードします。
正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバーでEX_DRM_EXG_RESTOREを実行します。
ロールフォワードを実行するには-recoveryオプションを,インフォメーションストア名を指定するには-targetオプションを指定します。
DBServer > EX_DRM_EXG_RESTORE Operation_A -resync -recovery -target IS12
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