SQL ServerのAlwaysOn可用性グループの構成でApplication Agentを使用する場合,次の運用および環境構築ができます。
- 現用サーバーのユーザーデータベースのバックアップおよびリストア
- 待機サーバーでのユーザーデータベースの構築
- 二次利用サーバーでのユーザーデータベースの構築
システム構成を次の図に示します。図中の数字は,上記の項番と対応しています。
図6-39 SQL ServerのAlwaysOn可用性グループの構成でApplication Agentを使用する場合の運用
![[図]](GRAPHICS/JC073950.GIF)
前提条件を次に示します。
- 現用サーバー,待機サーバー,および二次利用サーバーで,SQL Serverのシステムデータベースがインストールされていること。
- 現用サーバー,待機サーバー,および二次利用サーバーで,drmsqlinitコマンドを実行してSQL Serverのパラメーターが登録されていること。
- 現用サーバーとバックアップサーバー,待機サーバー,または二次利用サーバー(現用サーバー)の間でコピーグループによるペア管理がされていること。
- データベースサーバー(現用サーバー)で,drmsqldisplayコマンドに-refreshオプションを指定して実行し,ディクショナリーマップファイルの情報が更新されていること。
- ユーザーデータベースは,システムデータベースとは別のボリュームに配置すること。
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