- TrueCopyペアボリュームのペア状態が,「SMPL」または「PSUS」であることを確認します。
確認するには,ローカルサイトでRAID Managerのpairdisplayコマンドを実行します。
PROMPT> pairdisplay -g TC01 -CLI
- バックアップ対象となるデータベースのデータベースIDを確認します。
ローカルサイトで確認します。
PROMPT> osql -E
1> SELECT DB_ID("UserDB1")
2> go
- SQL Serverのサービスを停止し,TrueCopyペアボリュームをアンマウントします。
ローカルサイトで実行します。
- TrueCopyペアボリュームのペア状態を,「PAIR」にしたあと,テイクオーバーを実行します。
テイクオーバーを実行するには,リモートサイトでRAID Managerのコマンドを実行します。
PROMPT> paircreate -g TC01 -vr ( or pairresync -g TC01 )
PROMPT> pairevtwait -g TC01 -t 600 -s pair
PROMPT> horctakeover -g TC01
- リモートサイトのTrueCopyペアボリュームをマウントして,SQL Serverを再起動します。
マウントするマウントポイント名は,ローカルサイトのマウントポイント名と同じにする必要があります。リモートサイトで実行します。
- マウントしたディスクから,データベースをアタッチしてデータベースIDを確認します。
リモートサイトで確認します。
PROMPT> osql -E
1> SELECT DB_ID("UserDB1")
2> goここで確認したリモートサイトのデータベースIDが,手順2で確認したローカルサイトのデータベースIDと異なっている場合,リモートサイトのデータベースIDを,ローカルサイトのデータベースIDと同じデータベースIDに調整してください。
- SQL Serverのサービスを停止し,TrueCopyペアボリュームをアンマウントします。
リモートサイトで実行します。
- テイクオーバーを実行します。
テイクオーバーを実行するには,リモートサイトでRAID Managerのhorctakeoverコマンドを実行します。
PROMPT> horctakeover -g TC11
- ローカルサイトのTrueCopyペアボリュームをマウントして,SQL Serverのサービスを起動します。
- データベース構成定義ファイルを作成します。
データベース構成定義ファイルを作成するには,ローカルサイトのデータベースサーバーで,drmsqlinitコマンドを実行します。
PROMPT> drmsqlinit default
- ディクショナリーマップファイルを更新します。
ディクショナリーマップファイルを更新するには,ローカルサイトのデータベースサーバーで,drmsqldisplayコマンドを実行します。
PROMPT> drmsqldisplay -refresh
- ユーザースクリプトファイルを作成します。
ユーザースクリプトファイルを作成するのに必要な情報を取得するには,ローカルサイトのデータベースサーバーで,drmsqldisplayコマンドを実行します。ユーザースクリプトファイルの作成方法については,「6.12.2 カスケード構成でバックアップするためのユーザースクリプトを作成する」を参照してください。
PROMPT> drmsqldisplay default -remote
- SQL Serverサービスを停止し,ローカルサイトのTrueCopyのペアボリュームをアンマウントします。
- リモートサイトの副ボリュームを正ボリュームへ切り替えるため,テイクオーバーを実行します。
テイクオーバーを実行するには,ローカルサイトでRAID Managerのhorctakeoverコマンドを実行します。
PROMPT> horctakeover -g TC01 -d sql01
PROMPT> pairsplit -g TC01 -d sql01 -rw
- リモートサイトのTrueCopyペアボリュームをマウントして,SQL Serverのサービスを起動します。
- リモートサイトでデータベース構成定義ファイルを作成します。
データベース構成定義ファイルを作成するには,リモートサイトのデータベースサーバーで,drmsqlinitコマンドを実行します。手順1で設定したローカルサイトの情報と同じ情報を設定してください。
PROMPT> drmsqlinit default
- リモートサイトでディクショナリーマップファイルを更新します。
ディクショナリーマップファイルを更新するには,リモートサイトのデータベースサーバーで,drmsqldisplayコマンドを実行します。
PROMPT> drmsqldisplay -refresh
- リモートサイトでテンプレートカタログを作成します。
テンプレートカタログを作成するには,リモートサイトのデータベースサーバーで,drmsqlbackupコマンドを実行します。テンプレートカタログ作成時には,drmsqlbackupコマンドはデータのバックアップは実行しません。
PROMPT> drmsqlbackup default -template
ローカルサイトで,drmsqlbackupコマンドに-targetオプションや-fオプションを指定してバックアップする場合は,そのオプションに合わせてテンプレートカタログを作成してください。
PROMPT> drmsqlbackup default -target UserDB1 -template
テンプレートカタログを削除することもできます。
PROMPT> drmappcat 0000000001 -delete
- SQL Serverデータベースをデタッチします。
リモートサイトのバックアップ対象ユーザーデータベースをSQL Serverの管理ツールなどを使用してデタッチします。また,バックアップ対象にシステムデータベース(master,model,msdb)を含む場合は,リモートサイトのSQL Serverサービスを停止し,TrueCopyのペアボリュームをアンマウントしてください。
- リモートサイトでテンプレートカタログをエクスポートします。
エクスポートするには,リモートサイトのデータベースサーバーでdrmdbexportコマンドを実行します。エクスポートしたカタログファイルは,リストア時に必要になりますので,ファイルに保存して保管してください。
PROMPT> drmdbexport 0000000002 -f c:\templateCat.drm
- ローカルサイトの副ボリュームを正ボリュームへ切り替えるため,テイクオーバーを実行します。
テイクオーバーを実行するには,ローカルサイトでRAID Managerのhorctakeoverコマンドを実行します。
PROMPT> pairresync -g TC01 -d sql01
PROMPT> horctakeover -g TC01 -d sql01
- ローカルサイトのTrueCopyペアボリュームをマウントして,SQL Serverのサービスを起動します。