Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

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6.7.2 コピーグループをロックする

世代1のバックアップを取得してから,コピーグループをロックする手順について説明します。

なお,下記の手順では,オペレーションIDとして「Operation_A」を使用します。

コピーグループをロックするには:

  1. 副ボリュームの状態を確認します。
    コピーグループの一覧を表示し,ロックされているコピーグループがないことを確認します。
    コピーグループのロック状態を確認するには,drmcgctlコマンドを引数なしで実行します。LOCK STATUS欄にUNLOCKEDと表示されていれば,コピーグループはロックされていません。
  2. 正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ(世代1)を取得します。
    DBServer > EX_DRM_SQL_BACKUP Operation_A
    副ボリューム1に正ボリュームのバックアップが取得されます。
  3. データが正しくバックアップされていることを確認します。
    正しくバックアップされていることを確認するには,データベースサーバーでdrmsqlcatコマンドおよびdrmappcatコマンドを実行します。
    DBServer > drmsqlcat default
  4. 副ボリューム1をロックします。
    バックアップデータ(世代1)を保持するために,世代1のコピーグループをロックします。世代1のコピーグループをロックするには,-mode lockオプションを指定してdrmcgctlコマンドを実行します。ロック対象は,バックアップIDまたはコピーグループで指定できます。
    ここでは,バックアップID「0000000004」を指定して,drmcgctlコマンドを実行します。
    DBServer > drmcgctl -backup_id 0000000004 -mode lock
    なお,ロックは,ロックを実施したサーバーに対してだけ有効となります。複数サーバー構成の場合は,運用に合わせてロックを実施してください。
  5. 副ボリュームの状態を確認します。
    コピーグループの一覧を表示し,ロックされているコピーグループの状態を確認します。
    DBServer > drmcgctl
    LOCK STATUS欄にLOCKEDと表示されているコピーグループがロックされています。
    世代1のコピーグループがロックされると,以降のバックアップは,副ボリューム2および副ボリューム3の2つのボリュームを使って取得されます。