5.1.2 ファイルシステムをリストアするときの注意事項

リストアを実行する前に，リストア対象のボリュームを使用するアプリケーションプログラムはすべて終了させておく必要があります。
OSが使用しているボリュームはリストアできません。
drmmediabackupコマンドによって副ボリュームからテープにバックアップしたり，drmmediarestoreコマンドによってテープから副ボリュームへリストアしたり，drmmountコマンドによって副ボリュームをマウントしたりするときは，drmfsrestoreコマンドを使用しないでください。
drmfsrestoreコマンドを実行するとき，リストア対象のコピーグループおよび対象ボリュームに関連のあるコピーグループが次に示すペア状態でないとdrmfsrestoreコマンドがエラー終了することがあります。

対象ボリュームのコピーグループのペア状態：

正ボリュームがPSUS，副ボリュームがSSUSである。

対象ボリュームに関連のあるコピーグループのペア状態：

PSUSまたはSMPLである。

したがって，リストアする前にRAID Managerのpairdisplayコマンドまたはpairevtwaitコマンドによってコピーグループのペア状態を確認し，コマンドを実行してください。
VSSバックアップで取得したデータをリストアしている間は，クラスターアドミニストレーター画面の物理ディスクリソースのプロパティを開かないでください。プロパティを開いた場合，リストアに失敗する場合があります。