Application Agentのコマンド実行時に,ほかのアプリケーションが正ボリュームまたは副ボリュームを使用していると,RAID Managerが正しく動作できなくなる,マウントやアンマウントに失敗する,データ不整合が発生するなどの問題が起こることがあります。ほかのアプリケーションとは,次のようなものを指します。
- ディスク管理機能
- CHKDSKコマンド
- ディスクのデフラグ
- パフォーマンスログ
- ウイルスチェック
- ドライブ内のディレクトリーとファイルを追跡するプログラム(インデックスサービスやDLCサービスなど)
- ディスク操作をするアプリケーション(Application Agent以外のバックアップ製品など)
これらのアプリケーションは,サービスからバックグラウンドで実行されている場合があります。これらアプリケーションとApplication Agentのコマンドが衝突しないよう,時間を調整して起動してください。
Windowsのインデックスサービス (SearchIndexer.exe) については,次の点に注意してください。
- Application Agentのコマンドを実行する場合は,インデックスサービスのマスター結合が動作中でないことを確認してください。インデックスサービスによるファイルアクセスと,Application AgentのコマンドやApplication
Agentと連携する製品によるファイル操作が競合し,インデックスサービスのマスター結合の失敗,またはApplication Agentのコマンドの失敗が発生することがあります。
- インデックスサービスのカタログの保存場所となっているボリュームを,Application Agentのバックアップやリストアの対象にしないでください。Application Agentのリストアコマンドによってインデックスサービスのカタログも同時にリストアされるため,インデックスサービスが予期しない動作をするおそれがあります。
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