Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
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4.3.4 リストア時の注意事項
- 対象ボリュームの全コピーグループのペア状態が,正ボリューム「PSUS」,副ボリューム「SSUS」であることを確認してください。
- drmmediabackupコマンドで副ボリュームからテープにバックアップしたり,drmmediarestoreコマンドでテープから副ボリュームへリストアしたり,drmmountコマンドで副ボリュームをマウントしたりしているときに,drmresyncコマンドは使用しないでください。
- ドライブの配下の任意ディレクトリーにマウントされたボリュームを追加する構成変更をした場合,リストア処理では次の点に注意してください。
「M:」の配下の「M:\mnt」にボリュームをマウントする構成変更をした場合,drmfsrestoreコマンドは構成変更前のバックアップ情報(「M:」にマウントされたボリュームだけに対するバックアップ)のリストアを許可します。そのとき,「M:\mnt」をマウントしたままリストアを実行すると,「M:」をマウントポイントディレクトリーとするボリューム上にある「M:\mnt」をマウントしているという情報が上書きされるため,「M:\mnt」のマウントが解除されることがあります。
ボリューム構成変更以前のバックアップ情報をリストアする場合や,drmfsrestoreコマンドの-targetオプションで一部のマウントポイントを指定してリストアを実行する場合には,十分注意してください。
- NetBackupを使用してバックアップを取得したテープ装置からリストアを実行する場合,次のように,バックアップ時とリストア時でマウントポイントの指定のしかたが異なると,Application Agentのリストアコマンドがエラー終了します。
- バックアップ:
- ディレクトリーマウントポイント指定の副ボリュームからバックアップを取得。
- リストア:
- ドライブ文字の直下をマウントポイントに指定してリストアを実行する。
この場合,リストア処理を成功させるためには,リストア先をディレクトリーマウントポイント指定に変更してください。なお,ドライブ文字の直下をマウントポイントに指定してバックアップを取得することで,この問題の発生を抑止できます。
Thin Imageを使用してリストアする場合,次の項目に注意してください。
- データプールの空き容量に注意してください。定期的にデータプールの空き容量を点検し,必要に応じてデータプール容量を増加してください。データプールの設定については,Thin Imageのマニュアルを参照してください。
- Thin Imageの構成でテープから正ボリュームへリストアする手順については,「付録D. Thin Image構成でテープから直接正ボリュームへリストアする手順」を参照してください。
- Quick Restoreをサポートしていない構成(容量削減機能が有効なボリュームなど)でShadowImageのペアを構成する場合,リストアコマンドの実行前に次に示す環境変数を設定してください。
Quick Restoreをサポートしていない構成につきましてはShadowImageのマニュアルを参照してください。
| 環境変数 |
パラメーター説明 |
| HORCC_REST |
次の値を設定してください。 NORMAL
|
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