Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
メール送信のための設定をしておくと,Application Agentのバックアップコマンドでエラーが発生した場合,あらかじめ登録されているアドレスへEメールが送信されます。
メール送信の設定内容は,Application Agentのメール送信定義ファイルmail.confに記述します。
mail.confは次の場所にあります。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf
mail.confは,init.confと同じ形式のテキストファイルです。
メール送信定義ファイルで使用できる文字コードは,シフトJISだけです。
| パラメーター | 説明 | デフォルト値(インストール後の値) |
|---|---|---|
| MAIL_SEND | メール送信をするかどうか,または送信するときの条件を指定します。 NOの場合,メールは送信されません。 ERRORの場合,エラー時だけメールが送信されます。 ALWAYSの場合,コマンド実行ごとにいつもメールが送信されます。 |
NO |
| SMTP_SERVER | メール送信に使用するSMTPサーバーのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスは,IPv4形式またはIPv6形式で指定できます。 64文字以内の半角文字列で指定してください。 |
mailserver |
| TO | 送信先メールアドレスを指定します。 255文字以内の半角文字列で指定してください。複数のアドレスにメールを送信する場合は,TOパラメーターを複数行記述してください。送信先は10件まで指定できます。 11件目以降の送信先は無視されます。 |
to_address@domain |
| SUBJECT_NORMAL | コマンド正常終了時のメールのタイトルを指定します。 255バイト以内の文字列で指定してください。 |
Protection Manager Information |
| SUBJECT_ERROR | コマンドエラー終了時のメールのタイトルを指定します。255バイト以内の文字列で指定してください。 | Protection Manager Error |
| FROM | メールの送信者を指定します。 255文字以内の半角文字列で指定してください。メール送信用に準備した,認証不要なメールアカウントを設定してください。 |
from_address@domain |
| TEXT | メールの先頭に記載するテキストを指定します。 1,024バイト以内の文字列で指定してください。改行は"\n"で,\ 文字そのものは"\\"と記述します。エスケープ文字"\"も1バイトと計算されます。 |
Protection Manager message: |
パラメーターの記述形式は次のとおりです。
各パラメーターは,パラメーター名,文字"=",設定値から構成されます。各パラメーターは行頭から始まり,改行で終わります。パラメーター名の前後に空白文字,またはタブ文字が入ると,そのパラメーターは無視されます。大文字・小文字は区別されます。
メールのタイトル・本文には日本語も使用できます。メール本文は,TEXTパラメーターのあとに,物理ホスト名 + 仮想サーバー名(環境変数DRM_HOSTNAMEの値),コマンドライン + コマンド出力内容(drm_output.logと同じ内容)が続く内容となります。
メール本文の例を次に示します。
Protection Manager message:
Hostname=flora1 DRM_HOSTNAME=ExchangeServer1
2005/10/08 19:22:32(00003896) drmexgbackup -mode vss
2005/10/08 19:22:32(00003896) KAVX0001-I The drmexgbackup command will now start.
2005/10/08 19:22:33(00003896) KAVX0256-I Connecting to the Protection Manager service is performed.
Host name = 10.106.136.125
2005/10/08 19:22:33(00003896) KAVX1600-I Backup processing will now start.
2005/10/08 19:22:58(00003896) KAVX5108-I Resynchronizing a copy group.
Copy group name = EVS2
2005/10/08 19:24:44(00003896) KAVX5033-E An attempt by the backup server to import the VSS snapshot has failed.
Make sure that VSS has been set up correctly.
2005/10/08 19:27:01(00003896) KAVX0002-I The drmexgbackup command will now end. |
なお,メール送信時,ユーザー認証は行われません。
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