Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
次の表にユーザースクリプトの記述規則を示します。
| 分類 | 規則 |
|---|---|
| ユーザースクリプト全体 |
|
| 項目名,セクション名 |
|
| 項目の値 |
|
| 注釈 |
|
| 空行 |
|
次の表にユーザースクリプトの記述項目を示します。
| 項目名 | 項目の意味および指定する値 | 複数指定※1 | 省略 |
|---|---|---|---|
LOCAL_BACKUP |
ローカルバックアップを実行するかどうかを指定します。
|
× | × |
[PRE_PROC]※2※11 |
ユーザー処理セクション:「ユーザー前処理」の先頭を示します。このセクションでは,バックアップ前に実行するコマンドおよびスクリプトを定義します。 | × | ○※3 |
[RESYNC_PROC]※2※9 |
ユーザー処理セクション:「ペア再同期ユーザー処理」の先頭を示します。このセクションでは,ペア再同期ユーザー処理で実行するコマンドを定義します。 | × | ○※3 |
[SPLIT_PROC]※2※9 |
ユーザー処理セクション:「ペア分割ユーザー処理」の先頭を示します。このセクションでは,ペア分割ユーザー処理で実行するコマンドを定義します。 | × | ○※3 |
[FINISH_PROC]※2※9 |
ユーザー処理セクション:「終了ユーザー処理」の先頭を示します。このセクションでは,終了ユーザー処理で実行するコマンドを定義します。 | × | ○※3 |
[POST_PROC]※2※11 |
ユーザー処理セクション:「ユーザー後処理」の先頭を示します。このセクションでは,バックアップ後に実行するコマンドおよびスクリプトを定義します。 | × | ○※3 |
[CMD] |
コマンド定義セクションの先頭を示します。
|
○※4 | ○※3 |
CMDLINE※5 |
実行させるコマンドラインを指定します。
|
× | × |
ENV※5 |
指定したコマンドを実行する時の環境変数を指定します。
|
○※4 | ○ |
END_CODE※5 |
実行したコマンドの戻り値への対応方法を指定します。次の値が指定できます。
|
× | ○ |
TIMEOUT※5 |
コマンドのタイムアウト値を指定します。次の値が指定できます。
|
× | ○ |
LOCATION※5 |
指定したコマンドの実行サーバーを指定します。次の値が指定できます。
|
× | ○ |
PARENT_STAT※5 |
親コマンド(スクリプトを呼び出すコマンド)の実行状態※7によってスクリプトを実行するかどうかを指定します。次の値が指定できます。
|
× | ○ |
次の表にユーザー後処理セクションのコマンドで参照できるApplication Agentのスクリプト環境変数を示します。スクリプト環境変数は,ローカルサーバー,バックアップサーバーで参照できます。
| 環境変数 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| DRMENV_L_BACKUPID | ローカルサーバーのバックアップID | 次の場合に有効となります。
|
| DRMENV_R_BACKUPID | バックアップサーバーのバックアップID | 次の場合に有効となります。
|
| DRMENV_COMMENT | バックアップコメント | バックアップコマンドの-commentオプションで指定した値 |
| DRMENV_CMD_STAT | コマンド実行状態 | NORMAL:正常 ERROR:エラー |
ローカルサーバーで実行するコマンドは,親コマンドの実行権限を引き継ぎます。また,バックアップサーバーで実行するコマンドは,Protection Managerサービスの起動ユーザーの実行権限を引き継ぎます。
次の表にユーザー前処理セクション([PRE_PROC]),およびユーザー後処理セクション([POST_PROC])で指定できるコマンドを示します。指定できるコマンドは,基本コマンドだけです。サーバーによって,指定できるコマンドが異なります。
注意事項
記載されているコマンド以外は指定しないでください。記載されているコマンド以外を指定した場合,システムが正常に動作しなくなるおそれがあります。
表3-54 ユーザー前処理およびユーザー後処理で指定できるコマンド
| コマンド名 | [PRE_PROC] | [POST_PROC] | |||
|---|---|---|---|---|---|
| LOCATION= LOCAL |
LOCATION= REMOTE |
LOCATION= LOCAL |
LOCATION= REMOTE |
||
| ファイルシステム系コマンド | drmfscat | ○ | ○ | ○ | ○ |
| drmfsdisplay | ○※1 | × | ○ | × | |
| 共通系コマンド | drmcgctl | ○ | ○ | ○ | ○ |
| drmdbexport | × | × | × | ○ | |
| drmhostinfo | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| テープ系コマンド | drmmount | × | ○※2 | × | ○ |
| drmtapecat | × | ○ | × | ○ | |
| drmumount | × | ○ | × | ○ | |
| SQL Serverデータベース系コマンド | drmsqlcat | ○ | ○ | ○ | ○ |
| drmsqldisplay | ○※1 | × | ○※1 | × | |
| drmsqlrestore | × | × | × | ○※3 | |
| Exchange Serverデータベース系コマンド | drmexgcat | ○ | ○ | ○ | ○ |
| drmexgdisplay | ○※1 | × | ○※1 | × | |
| drmexgverify | × | × | × | ○ | |
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2024, Hitachi, Ltd.