Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
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3.14.1 前提条件の確認
拡張コマンドを実行するには,システム管理者権限が必要です。システム管理者権限があるかどうかを確認してください。
拡張コマンドを使用したバックアップやリストアでは,一連の処理が複数のサーバーにわたるケースがあります。この場合,それぞれのサーバーに対して,拡張コマンドを実行するのは困難です。したがって,拡張コマンドをリモート実行する必要があります。また,拡張コマンドを繰り返し実行したい場合は,自動実行の設定が必要になります。
このような課題は,次のような条件を満たす運用管理ソフトウェアを導入することで解決できます。
- VBScript,シェルスクリプトプログラム(バッチファイル)で,ファイル名を指定すれば起動できること
- あらかじめ決めておいた実行順序とスケジュールに従って,プログラムを繰り返し処理したり,条件を判定したりしながら自動実行できること
拡張コマンドの運用をより簡潔にするために,運用管理ソフトウェアを使用できます。Application Agent はWindows ユーザーのログオンセッションに設定されているユーザープロファイル 情報を使用します。運用管理ソフトなどからコマンドを実行する場合は,実行時にWindows
のユーザープロ ファイルを読み込めるように運用管理ソフトで設定してください。設定については,使用する製品のマニュアル を参照してください。
すでに一度設定した拡張コマンドの設定を変更する場合,以前使用していた不要なファイルを削除しておく必要があります。次の設定を変更する場合,不要なファイルを削除してください。
- 一度作成したオペレーションIDの名称を変更,または使用をやめる場合
- FTPユーザーを切り替える場合
ファイルを削除する方法を次に示します。
- 一度作成したオペレーションIDの名称を変更,または使用をやめる場合
一度作成したオペレーションIDの名称を変更,または使用をやめる場合は,自動生成された拡張コマンド用一時ディレクトリーを削除する必要があります。
拡張コマンド用一時ディレクトリーの削除方法は次のとおりです。
ファイルサーバーまたはデータベースサーバーの場合
- オペレーション定義ファイルのSET_DRM_HOSTNAMEに「1」が設定されていた場合,環境変数DRM_HOSTNAMEにオペレーション定義ファイルのDB_SERVER_NAMEに設定されているサーバー名を設定します。例えばDB_SERVER_NAMEに設定されているサーバー名が「VHOST」の場合,次のように設定します。
PROMPT> set DRM_HOSTNAME=VHOST
- drmfsdisplayコマンドに-vオプションを指定して実行し,「DB_PATH:」として表示されるディレクトリー名を確認します。
- 手順bで確認したディレクトリーと同じ階層にある「script_work」ディレクトリーに作成されている「オペレーションID」ディレクトリーを削除します。
バックアップサーバーの場合
- 拡張コマンドの一時ディレクトリーとして使用しているディレクトリー名を確認します。
「<FTP_HOME_DIRの値>\<FTP_SUB_DIRの値>」があるかどうかを確認します。
- 手順aで確認したディレクトリーに作成されている「オペレーションID」ディレクトリーを削除します。
- FTPユーザーを切り替える場合
拡張コマンドEX_DRM_FTP_PUTまたはEX_DRM_FTP_GETを実行するときに使用するFTPユーザーを切り替えるには,変更前のFTPユーザーによって作成されたファイルを削除する必要があります。FTPユーザーを切り替えるには,バックアップサーバー上の次のディレクトリーに作成されているファイルを削除します。
<FTP_HOME_DIRの値>\<FTP_SUB_DIRの値>\<オペレーションID>\BK
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