3.11.2 データベースおよびマウントポイントディレクトリー一括定義ファイルの作成

コマンドのオプションで複数のマウントポイントディレクトリーや，ファイル，データベース，インフォメーションストアなどを指定するときに，ファイルの一覧を記述した定義ファイル（一括定義ファイル）をあらかじめ作成しておき，その定義ファイルを指定することで，複数のファイル，ディレクトリー，データベース，インフォメーションストアを一度に指定できます。

この項の構成: (1) 一括定義ファイルを指定できるコマンド; (2) 一括定義ファイルのファイル名; (3) 一括定義ファイルの格納場所; (4) 一括定義ファイルの内容

(1) 一括定義ファイルを指定できるコマンド

次のコマンドで一括定義ファイルを指定できます。

drmexgbackup
drmexgcat
drmexgdisplay
drmexgrestore
drmfsbackup
drmfscat
drmfsdisplay
drmfsrestore
drmsqlbackup
drmsqlcat
drmsqldisplay
drmsqlrestore
drmsqllogbackup

(2) 一括定義ファイルのファイル名

(3) 一括定義ファイルの格納場所

一括定義ファイルの格納場所を次に示します。

データベース一括定義ファイルの場合
任意の場所に格納できます。ただし，クラスター環境の場合，両方のサーバーからアクセスできる共用ディレクトリーに格納することを推奨します。
マウントポイントディレクトリー一括定義ファイルの場合
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\fs

(4) 一括定義ファイルの内容

次の規則に従ってください。

各パラメーター（ファイル名，ディレクトリー名，SQL Serverデータベース名，またはインフォメーションストア名）は1行に1つずつ記述します。
「#」で始まる行は，コメント行と見なされます。ただし，SQL Serverデータベース名またはインフォメーションストア名の先頭が「#」の場合は，コメント行ではなく，SQL Serverデータベース名またはインフォメーションストア名と見なされます。
ファイル名またはディレクトリー名を記述するときは，絶対パスで記述します。

ファイルの記述例

# ファイルを指定する例
D:\data1\batch_0001\Tokyo_output_dir
D:\data1\batch_0001\Osaka_output_dir
D:\data1\transact.log