Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
クラスター環境でコールドバックアップやリストアする場合,Application Agentはクラスターリソースのオンライン状態とオフライン状態を切り替えています。クラスターリソースをオンラインまたはオフラインにする場合,クラスターリソースの状態がオンラインまたはオフラインになったかどうかをリトライ処理で確認しています。クラスターリソースの状態を確認するリトライ回数とリトライ間隔を変更したい場合,次のパラメーターを変更してください。非クラスター環境の場合は,このパラメーターはデフォルトのまま変更しないでください。
表3-2 init.confのパラメーター(クラスターリソースの状態確認のリトライ回数とリトライ間隔)
| パラメーター | 説明 | 設定できる値 (デフォルト値) |
|---|---|---|
| CLU_RETRY_TIME |
|
0~3600 (0) |
| CLU_RETRY_WAIT | クラスターリソースの状態を確認するためのリトライ間隔の秒数を設定します。 | 0~3600 (1) |
クラスターリソースのオンライン状態とオフライン状態の切り替えに掛かる時間は,使用するクラスターソフトウェア,ディスク数,ディスクサイズ,サービスリソースの起動・停止時間などにも依存します。次に示す表を参考に,適切な値を設定してください。
表3-3 クラスターソフトウェアごとのCLU_RETRY_WAITに設定する値
| 使用するクラスターソフトウェア | 説明 | 推奨値(単位:秒) |
|---|---|---|
| Windows Server Failover Clustering | クラスターリソースの状態確認には,1秒または2秒程度の待ち時間が必要です。 | 1または2 |
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