Application Agentで操作できるSQL Serverの構成や機能について,バージョンごとのサポート状況を次の表に示します。
SQL Serverの構成や機能の詳細については,Microsoft社のホームページを参照してください。
表2-1 Application Agentで操作できるSQL Serverの要件一覧
| カテゴリー |
機能 |
SQL Serverのバージョン |
| 2016 |
2017 |
2019 |
2022 |
| アプリケーション構成(データベース構成) |
AlwaysOnフェールオーバークラスターインスタンス |
○※1 |
○※1 |
○※1 |
○※1 |
| AlwaysOn可用性グループ |
○※2,※3 |
○※2,※3,※4 |
○※2,※3,※4 |
○※2,※3,※4,※9 |
| Azure SQL Database |
× |
× |
× |
× |
| ログ配布 |
○※5 |
○※5 |
○※5 |
○※5 |
| レプリケーション |
○※6 |
○※6 |
○※6 |
○※6 |
| アプリケーション設定(データベース設定) |
FILESTREAM |
○※7 |
○※7 |
○※7 |
○※7 |
| 包含データベース |
× |
× |
× |
× |
| 列ストアインデックス |
○ |
○ |
○ |
○ |
| データベースミラーリング |
○※8 |
○※8 |
○※8 |
○※8 |
| データパーティション |
○ |
○ |
○ |
○ |
| インメモリーOLTP |
○ |
○ |
○ |
○ |
| アプリケーション機能(データベースに関する操作など) |
透過的なデータ暗号化(TDE) |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 拡張キー管理(EKM) |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 変更データキャプチャー |
× |
× |
× |
× |
| 変更の追跡 |
× |
× |
× |
× |
| データベースの圧縮 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| バックアップ(データベースおよびトランザクションログ)の圧縮 |
× |
× |
× |
× |
| テーブルおよびインデックスのストレージの圧縮 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 行の圧縮 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ページの圧縮 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 列ストアインデックスの圧縮 |
○ |
○ |
○ |
○ |
| データ層アプリケーション |
× |
× |
× |
× |
| バックアップの暗号化 |
× |
× |
× |
× |
- (凡例)
- ○:当該機能が有効なデータベースのバックアップをサポートする
- ×:当該機能が有効なデータベースのバックアップをサポートしない
- 注※1
- 次の構成はサポートしていません。
-
- ネットワーク上の共有フォルダーにデータベースを配置
- ローカルディスクにtempdb を配置
- 複数のサブネットにまたがったクラスター構成
- 注※2
- 次の構成はサポートしていません。
-
- システムデータベースをバックアップおよびリストアする運用
- パッシブノードでのユーザーデータベースをバックアップおよびリストアする運用
- AlwaysOnフェールオーバークラスターインスタンスと組み合わせる運用
- FILESTREAM機能またはインメモリーOLTP機能と組み合わせる運用
- 注※3
- クラスター構成の共有ディスクとしてCSV(クラスターの共有ボリューム)を使用した構成は,サポートしていません。
- 注※4
- 次の構成はサポートしていません。
-
- クラスターレス可用性グループ
- WindowsとLinuxで構成されている可用性グループ
- 注※5
- FILESTREAM機能またはインメモリーOLTP機能と組み合わせる運用は,サポートしていません。
- 必要な構成については,「2.5.2 ログ配布機能を使用する場合の構成」を参照してください。
- 注※6
- FILESTREAM機能またはインメモリーOLTP機能と組み合わせる運用は,サポートしていません。
- 必要な条件については,「6.18.1 SQL Serverのレプリケーション構成でバックアップおよびリストアする場合の条件」を参照してください。
- 注※7
- 次の機能を使用した構成での運用はサポートしていません。
-
- 注※8
-
- データベースミラーリングを使用したデータベースに対して次のコマンドを実行する場合は,プリンシパルサーバーで実行してください。
drmsqlbackup,drmsqllogbackup,drmsqldisplay -refresh
- データベースミラーリングを使用したデータベースをリストアする場合,リストア対象のデータベースのミラーリング設定を解除してリストアを実行してください。
- データベースミラーリングを使用したデータベースとともにシステムデータベース(master,model,msdb)をリストアする場合は,リストア対象のデータベースのミラーリング設定を解除し,システムデータベースをリストアしたあと,データベースミラーリングを使用したデータベースをリストアしてください。
- 注※9
- 包含可用性グループは,サポートしていません。
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