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Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


8.4.3 HiRDB(SQL-Participant限定)

HiRDBを使用する際に必要なパラメタは、HMP-PCTOのパラメタではなく、HiRDBのサーバ側のサーバ定義のオペランドです。HMP-PCTOを意識して設定してください。

表8‒30 HiRDBのサーバ定義のオペランド

オペランド

説明

pd_max_users

HiRDBに同時接続する最大数を設定します。sql.pool.max-pool-sizeに指定した値より大きい値を指定してください。

sql.pool.max-pool-sizeについては、「(2) jp.co.Hitachi.soft.hmppctoのパラメタ」を参照してください。

また、HiRDBサーバと接続するために、HiRDBのクライアント環境定義ファイル(HiRDB.ini)を作成する必要があります。HiRDBサーバに接続し、データベースを更新するために必要な定義を次に示します。

表8‒31 HiRDBのクライアント環境定義

クライアント環境定義

説明

PDHOST

接続するHiRDBサーバのホスト名を設定してください。

PDNAMEPORT

接続するHiRDBサーバのポート番号を設定してください。

PDSRVTYPE

接続するHiRDBサーバのサーバ種別を設定してください。

PDCONTYPE

HiRDBの接続時の接続方式を設定します。

ACTIVEを指定してください。

PDUSER

認可識別子およびパスワードを設定してください。

PDSWAITTIME

HiRDBサーバがHiRDBクライアントからの要求に対する応答を返してから,次にHiRDBクライアントから要求が来るまでのHiRDBサーバの最大待ち時間を設定します。

HiRDBを使用する場合、トランザクションタイムアウト時間をSQL-Participantから設定できないため、このパラメタの設定が必要です。トランザクションブランチの処理時間(業務要件)に応じたタイマ監視時間のsql.transaction-termination.timeout-in-millisパラメタより大きい値を指定してください。

HiRDBのサーバ定義およびHiRDBのクライアント環境定義の各定義のデフォルト値などを含めた詳細については、マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。