6.4.11 Jaeger-collectorの要件
このKubernetesアプリケーションは、HMP-PCTOとして提供します。次の表に示す要件を満たすように作成します。
項目 |
要件 |
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ワークロードリソース |
Deploymentリソースとしてください。 |
ネームスペース |
任意の名称を指定できます。ただし、「6.4.9 Filebeatの要件」〜「6.4.15 Logstashの要件」では同一のネームスペースを指定してください。 |
ラベル |
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アノテーション |
規定しません。 |
初期化コンテナ構成 |
Dependency-Checkerコンテナ(「5.3.9 Dependency-Checkerコンテナイメージ」を参照してください) |
コンテナ構成 |
Jaeger-collectorコンテナ |
レプリカ数 |
規定しません。 |
再起動ポリシー |
コンテナ障害時は必ず再起動(オートヒーリング)してください(Kubernetesのデフォルト設定)。 |
アップデートストラテジー |
ローリングアップデートとしてください(Kubernetesのデフォルト設定)。 |
Podセキュリティコンテキスト |
規定しません。 |
アクセス制御 |
Podに対するロールベースアクセス制御(RBAC)で、次に示すとおり対象リソースへのアクセス許可を定義してください。 <デプロイ依存関係チェック機能用ロール>
上記アクセス許可を定義するためのKubernetesリソースはRoleリソース、RoleBindingリソース、ServiceAccountリソースを使用してください。 |
ServiceAccountリソースのトークンの自動マウント(automountServiceAccountTokenフィールド)を「有効(true)」にしてください(Kubernetesのデフォルト設定)。 |
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Podの割り当てノードの制御 |
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永続化ボリューム |
規定しません。 |
Podライフサイクル設定 |
terminationGracePeriodSecondsを次のとおり設定してください。
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コンテナごとの要件を次に示します。
項目 |
要件 |
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コマンド |
次に示すコマンド引数(args)を設定します。
(エントリポイントはDependency-Checkerコンテナイメージで「HMP-PCTOのデプロイ依存関係チェックスクリプト(dependency_check.sh)」を設定済みです) |
ネットワーク設定 |
設定しません(デフォルト)。 |
コンフィグ設定 |
設定しません(デフォルト)。 |
コンテナセキュリティコンテキスト |
設定しません(デフォルト)。 |
コンテナライフサイクル設定 |
設定しません(デフォルト)。 |
CPU/メモリリソース制限 |
設定しません(デフォルト)。 |
項目 |
要件 |
---|---|
コマンド |
次に示すコマンド引数(args)を設定します。
パラメタの詳細については、「(1) Helmチャートのパラメタ」を参照してください。 |
ネットワーク設定 |
デプロイしたノードのIPによるポートの公開は不要です。 Kubernetesクラスタ内で次のポートを公開してください(Serviceリソース)。 分散トレースのSpan受付用ポート番号(Participant,Orchestrator,Mediator向け)
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コンフィグ設定 |
規定しません。 |
コンテナセキュリティコンテキスト |
規定しません。 |
コンテナライフサイクル設定 |
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CPU/メモリリソース制限 |
実稼働を通して、環境に合わせた設定を実施してください。 |
Helmチャートのディレクトリ/ファイル構成を次の表に示します。
ディレクトリ/ファイル |
説明 |
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templates/ |
Helmチャートのtemplate配置用ディレクトリ |
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deployment.yaml |
Deploymentオブジェクトのマニフェスト |
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service.yaml |
Serviceオブジェクトのマニフェスト |
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serviceaccount.yaml |
ServiceAccountオブジェクトのマニフェスト |
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Chart.yaml |
Chart.yaml |
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values.yaml |
values.yaml |
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values.schema.json |
values.yamlの設定値のバリデーション用ファイル |