8.1.1 メッセージの記述形式
メッセージログの記述形式を記載します。
KFSGN1N2N3N4N5-X (Y)
メッセージテキスト
メッセージの説明や要因コードなど、個別出力項目の説明を示します。
(S)システムの動作を示します。
(O)オペレータの処置を示します。
- 〔対策〕
-
システム管理者の処置を示します。
メッセージ中の、オペレータの処置、または対策で「保守員に連絡してください。」とは、購入時の契約に基づいて、システム管理者が当社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。
メッセージIDの各項目についての説明を記載します。
KFSG:メッセージプレフィックス
N1N2N3N4N5:コード
X:インジケータ
メッセージのレベルを表します。インジケータの表記と、対応するログレベル、内容を次の表に示します。
|
表記 |
ログレベル |
内容 |
|---|---|---|
|
E |
ERROR |
稼働に支障のあるメッセージです。 参考例
|
|
W |
WARN |
継続稼働しますが、注意が必要なメッセージです。 参考例
|
|
I |
INFO |
稼働状況変化(正常動作)を示すメッセージです。 参考例
|
Y:出力先
メッセージログの出力先を示します。複数の出力先に出力する場合は、複数記載します。
|
表記 |
出力先 |
|---|---|
|
M |
標準出力(標準エラー出力を含む) |
|
J |
例外メッセージ ユーザ責務のKubernetesアプリケーションのユーザコーディング処理に例外の詳細メッセージとして渡します。 |
|
D |
Kubernetesのイベントリソース※ |
- 注※
-
KubernetesのコマンドでKubernetesのイベントリソースへ出力されたメッセージログを参照できるのは、コンテナのライフサイクルイベントで実行した処理がエラー終了した場合だけです。コンテナのライフサイクルイベントで実行した処理が正常終了した場合は、KubernetesのコマンドでKubernetesのイベントリソースを参照してもメッセージログはありません。