Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


7.3.5 Jaeger-query

Jaeger-queryのパラメタを説明します。

〈この項の構成〉

(1) Helmチャートのパラメタ

Helmチャートの各パラメタの値は設定範囲に従って設定してください。

パラメタの値に、Integer型、Long型で7桁以上の数値を指定すると、Helmの仕様によって、指数表示に変換されます。このため、7桁以上の値を指定する場合は、ダブルクォーテーションで囲んでください。

次の表に記載されていないパラメタは設定を変更しないでください。

表7‒20 Jaeger-queryのHelmチャートのパラメタ

パラメタ

説明

設定範囲

デフォルト値

namespace

Jaeger-queryのNamespace名を設定してください。

String

my-namespace

requests.cpu

コンテナが最低限要求するCPUコア数を設定してください。

String※3

※1、※3

500m

必ず設定してください。

requests.memory

コンテナが最低限要求するメモリを設定してください。

String※3

※1、※3

1Gi

必ず設定してください。

limits.cpu

コンテナで上限のCPUコア数を設定してください。

String※3

※1、※3

500m

必ず設定してください。

limits.memory

コンテナで上限のメモリを設定してください。

String※3

※1、※3

1Gi

必ず設定してください。

image

Jaeger-queryのコンテナイメージを設定してください。

String

なし

必ず設定してください。

imagePullSecrets

コンテナイメージをPullする際の資格情報を設定してください。

次のように指定します。

imagePullSecrets:

- name: regcred

資格情報が不要な場合は設定不要です。

List<Object>

[]

(半角左角括弧と半角右角括弧です)

imagePullPolicy

コンテナイメージをPullする際のポリシー設定をしてください。

String

IfNotPresent|Always|Never

IfNotPresent

livenessProbe.initialDelaySeconds

Liveness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。

Integer

0以上1

30

livenessProbe.periodSeconds

Liveness Probeの実行間隔秒数を設定してください。

Integer

1以上1

15

livenessProbe.failureThreshold

Liveness Probeの最大失敗回数を設定してください。

Integer

1以上1

3

livenessProbe.timeoutSeconds

Liveness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1以上1

10

livenessProbe. successThreshold

Liveness Probeの最小連続成功数を設定してください。

Integer

1以上1

1

readinessProbe.initialDelaySeconds

Readiness Probeの初回実行待機秒数を設定してください。

Integer

0以上1

30

readinessProbe.periodSeconds

Readiness Probeの実行間隔秒数を設定してください。

Integer

1以上1

5

readinessProbe.failureThreshold

Readiness Probeの最大失敗回数を設定してください。

Integer

1以上1

3

readinessProbe.timeoutSeconds

Readiness Probeのタイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1以上1

4

readinessProbe.successThreshold

Readiness Probeの最小連続成功数を設定してください。

Integer

1以上1

1

terminationGracePeriodSeconds

Podの安全な停止待機秒数を設定してください。

Integer

0-2147483647

30

http.port

Jaeger-UIアクセス用ポート番号を設定してください。

動的ポートなど、ほかのポートと重ならないよう設定してください。

Integer

1024-65535

なし

必ず指定してください。

jaegerQuery.maxSpanAge

Elasticsearchから分散トレースを取得する際、検索の範囲とする時間を設定してください。

設定した値は次のパラメタとして有効になります。

  • Jaeger-collectorの--es.max-span-age

String

※2

168h0m0s

必ず指定してください。

dependencyCheck.enabled

Dependency-Checkerを有効にするかどうかを設定してください。

Boolean

true | false

true

dependencyCheck.image

3.3.4 Dependency-Checkerコンテナイメージの作成(通常版限定)」で作成したDependency-Checkerのコンテナイメージを設定してください。

String

なし

dependencyCheck.enabledにtrueを設定した場合は、必ず設定してください。

dependencyCheck.imagePullPolicy

Dependency-CheckerのコンテナイメージをPullする際のポリシーを設定してください。

String

IfNotPresent|Always|Never

IfNotPresent

dependencyCheck.retryCount

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトのリトライ回数を設定してください。

Integer

0-1080

30

dependencyCheck.retryIntervalSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトのリトライ間隔秒数を設定してください。

Integer

0-360

10

dependencyCheck.connectTimeoutSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトの接続タイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1-360

10

dependencyCheck.readTimeoutSeconds

初期化コンテナで実行するデプロイ依存関係チェックスクリプトの応答タイムアウト秒数を設定してください。

Integer

1-360

10

tls.enabled

Elasticsearchと暗号化通信を行うかどうかを指定します。

true

暗号化通信を行います。

false

暗号化通信を行いません。

Elasticsearchのtls.enabledをtrueにした場合はtrueを指定してください

Boolean

true|false

false

tls.secretName

ElasticsearchのTLS通信シークレットの名前を設定してください。

String

なし

tls.enabledにtrueを設定した場合は、必ず設定してください。

elasticUserSecretName

tls.enabledパラメタにtrueを設定した場合、Elasticsearchのelasticユーザアカウントに設定するパスワードが設定されたシークレットの名前を設定してください。

シークレットのdata.passwordにパスワードを設定してください。

この設定が行われていない場合、elasticユーザアカウントのパスワードは"changeme"となります。

String

なし

(凡例)

−:該当しません。

注※1

コンテナオーケストレーションに設定する値であるため、最大値、最大文字数および許容される文字パターンはコンテナオーケストレーションに依存します。詳細はKubernetesドキュメントを参照してください。

注※2

Jaeger-queryへの設定値であるため、最大値、最大文字数および許容される文字パターンは、Jaeger-queryに依存します。詳細はJaeger-queryドキュメントを参照してください。

注※3

Helmの仕様によって、7桁以上のInteger、Long型の入力は指数形式(例:「1e+06」)に自動で変換されるため、String型の仕様とします。設定する際は指定値をダブルクォーテーションで囲んでください。