5.4.13 Elasticsearchの要件
このKubernetesアプリケーションは、HMP-PCTOとして提供します。次の表に示す要件を満たすように作成します。
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項目 |
要件 |
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ワークロードリソース |
StatefulSetリソースとしてください。 |
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ネームスペース |
任意の名称を指定できます。ただし、「5.4.8 Filebeatの要件」〜「5.4.14 Logstashの要件」では同一のネームスペースを指定してください。 |
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ラベル |
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アノテーション |
規定しません。 |
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初期化コンテナ構成 |
sysctlコマンド実行用コンテナ |
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コンテナ構成 |
Elasticsearchコンテナ |
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レプリカ数 |
1以上。 クラスタ構成の場合、masterノードのレプリカ数は3以上。 |
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サービス名 (StatefulSetリソース特有) |
「elasticsearch-master-headless」 |
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Podの管理ポリシー (StatefulSetリソース特有) |
規定しません。 |
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再起動ポリシー |
コンテナ障害時は必ず再起動(オートヒーリング)してください(Kubernetesのデフォルト設定)。 |
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アップデートストラテジー |
ローリングアップデートとしてください(Kubernetesのデフォルト設定)。 |
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Podセキュリティコンテキスト |
規定しません。 |
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アクセス制御 |
規定しません。 |
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Podの割り当てノードの制御 |
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永続化ボリューム |
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Podライフサイクル設定 |
terminationGracePeriodSecondsを次のとおり設定してください。
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- 注※1
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V.R.Sは使用するElasticsearchのバージョンに合わせて読み替えてください。
- 注※2
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V.R.Sは使用するHMP-PCTOのバージョンに合わせて読み替えてください。
コンテナごとの要件を次に示します。
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項目 |
要件 |
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コマンド |
カーネルパラメタ「vm.max_map_count」を変更するため、次のとおりsysctlコマンドを実行します。 sysctl -w vm.max_map_count=262144(値はパラメタで設定します) |
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ネットワーク設定 |
設定しません(デフォルト)。 |
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コンフィグ設定 |
次のHMP-PCTOのパラメタを、Elasticsearchのhelmチャートが参照するvalues.yamlに設定してください。
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コンテナセキュリティコンテキスト |
次のとおり設定します。
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コンテナライフサイクル設定 |
設定しません(デフォルト)。 |
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CPU/メモリリソース制限 |
設定しません(デフォルト)。 |
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項目 |
要件 |
|---|---|
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コマンド |
設定します(デフォルト)。 |
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ネットワーク設定 |
デプロイしたノードのIPで、次のポートを公開してください(Serviceリソース)。
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コンフィグ設定 |
規定しません。 |
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コンテナセキュリティコンテキスト |
次のとおり設定します。
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コンテナライフサイクル設定 |
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CPU/メモリリソース制限 |
実稼働を通して、環境に合わせた設定を実施してください。 |
Helmチャートのディレクトリ/ファイル構成を次の表に示します。
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ディレクトリ/ファイル |
説明 |
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templates/ |
Helmチャートのtemplate配置用ディレクトリ |
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_helpers.tpl |
Helmチャート内で使用する変数を定義したファイル |
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service-endpoint.yaml |
API通信を行うためのServiceオブジェクトのマニフェスト |
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service-headless.yaml |
クラスタ構成時、Elasticsearch Pod間通信を行うためのServiceオブジェクトのマニフェスト |
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statefulset.yaml |
Statefulsetオブジェクトのマニフェスト |
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Chart.yaml |
Chart.yaml |
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values.yaml |
values.yaml |
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values.schema.json |
values.yamlの設定値のバリデーション用ファイル |
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