Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

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6.1 Hitachi Command Suite製品のシングルサインオンおよびユーザー管理の統合の概要

Device Managerなど,ほかのHitachi Command Suite製品と連携することで,シングルサインオンおよびユーザー管理の統合を実現します。シングルサインオン機能を使用することによって,Global Link Manager GUIのダッシュボードからほかのHitachi Command Suite製品を起動する場合に,ユーザーIDおよびパスワードを指定する必要がなくなります。ダッシュボードについては,マニュアル「Hitachi Global Link Manager ユーザーズガイド」を参照してください。

Hitachi Command Suite製品が1台のサーバにインストールされている場合,特別な設定なしに,シングルサインオンおよびユーザー管理の統合を実現します。ほかのHitachi Command Suite製品と連携する場合のシステム構成例を次の図に示します。

図6-1 ほかのHitachi Command Suite製品と連携する場合のシステム構成例

[図]

Device Managerと同じサーバにインストールする場合,SNMP Trap受信機能を使用するときは,Device ManagerでSNMP Trap受信機能を設定しているかどうかを確認してください。Device ManagerでもSNMP Trap受信機能を設定している場合は,Global Link Managerをインストールするとき,ポート番号をデフォルトの162以外の番号を設定してください。インストールしたあとにポート番号を変更する場合は,server.propertiesファイルのserver.snmp.trap_port_numプロパティの値を修正してください。

注意事項
シングルサインオンおよびユーザー管理の統合ができるのは,同じサーバにインストールされているバージョン5.0以降のHitachi Command Suite製品です(Tuning Manager 5.0は除く)。5.0より前のバージョンのHitachi Command Suite製品およびほかのサーバにインストールされているHitachi Command Suite製品とは,シングルサインオンおよびユーザー管理の統合はできません。