Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

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3.8.2 Global Link Manager GUIへのリンクメニューの追加

Global Link Manager GUIに,任意のWebアプリケーションやWebページへのリンクを登録できます。リンクを登録すると,Global Link Manager GUIのグローバルタスクバーエリアに[起動]-[リンク]メニューが追加されます。

リンクを登録するには,次のコマンドを実行します。

hcmds64link {/add | /delete } /file <ユーザー設定アプリケーションファイル>[/nolog] /user <ユーザーID> /pass <パスワード
オプション

表3-8 hcmds64linkコマンドのオプション

項目 説明
/add リンクを追加するときに指定します。
/delete リンクを解除するときに指定します。
/fileユーザー設定アプリケーションファイル リンク情報を登録するためのファイル(ユーザー設定アプリケーションファイル)を指定します。
/nolog メッセージの出力をコマンドラインに制限します。ただし,このオプションを指定しても,オプションエラーのメッセージは表示されます。
/user ユーザーID/passパスワード Global Link ManagerにログインするためのユーザーIDおよびパスワードを指定します。Global Link Manager管理のAdmin権限を持つユーザーIDを指定してください。
ユーザー設定アプリケーションファイルの作成方法

ユーザー設定アプリケーションファイル>に指定するファイルは,リンク情報を次の形式で作成しておきます。

表3-9 ユーザー設定アプリケーションファイルの形式

@TOOL-LINK
@NAME <登録キー名>
@URL <起動用のURL>
@DISPLAYNAME <リンクダイアログでの表示名>
@DISPLAYORDER <リンクダイアログでの表示順>
@ICONURL <アイコンのURL>
@TOOL-END

表3-10 ユーザー設定アプリケーションファイルに設定する項目

項目 説明
@TOOL-LINK ユーザー設定アプリケーションファイルの開始キーです。この項目は必須です。
@NAME登録キー名 登録用のキーとして使用される情報です。<登録キー名>にはリンク情報が一意になるように名称を指定します。英数字を使って,256バイト以内で指定します。この項目は必須です。
@URL 起動用のURL Global Link Manager GUIから起動するURLを指定します。<起動用のURL>は256バイト以内で指定します。IPv6アドレスは使用できません。IPv6環境ではホスト名で指定してください。
@DISPLAYNAME リンクダイアログでの表示名 リンクダイアログで表示するリンクの名称を指定します。<リンクダイアログでの表示名>は,UnicodeのコードポイントU+10000~U+10FFFFの範囲で,80文字以内で指定します。この項目を省略すると,「@NAME」に指定した値がリンクの名称になります。
@DISPLAYORDER リンクダイアログでの表示順 リンクダイアログで表示する順番を指定します。<リンクダイアログでの表示順>は,-2147483648~2147483647の範囲で指定します。ここで設定した値が小さい順にリンクダイアログに表示されます。
@ICONURLアイコンのURL リンクの横に表示するアイコンの場所を指定します。<アイコンのURL>は,256バイト以内で指定します。IPv6アドレスは使用できません。IPv6環境ではホスト名で指定してください。
@TOOL-END ユーザー設定アプリケーションファイルの終了キーです。この項目は必須です。

ユーザー設定のアプリケーションファイルは,ASCIIコードで作成します。使用できる制御コードはCRおよびLFです。

表3-11 ユーザー設定アプリケーションファイルの例

@TOOL-LINK
@NAME SampleApp
@URL http://SampleApp/index.html
@DISPLAYNAME SampleApplication
@DISPLAYORDER 1
@ICONURL http://SampleApp/graphic/icon.gif
@TOOL-END