Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド
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1.3.3 ホストの要件
Global Link Managerで管理するホストには,HDLMがインストールされ,環境設定が済んでいることが前提になります。
ホストのHDLMのバージョンが6.0以降の場合は,Global Link ManagerとIPv4およびIPv6で接続できます。
- 注意事項
-
- 複数のネットワークインターフェースカードを搭載している場合は,各ホストの共通エージェントコンポーネントのserver.propertiesファイルで,server.http.socket.agentAddressプロパティおよびserver.http.socket.bindAddressプロパティ※に複数搭載されているネットワークインターフェースカードのいずれかのIP アドレスを指定しておく必要があります。この設定を行わないと,ホストを正常に追加できない場合があります。
ホスト名を指定してホストを追加する場合には,ホスト名からserver.http.socket.agentAddressプロパティおよびserver.http.socket.bindAddressプロパティで指定したIPアドレスに名前解決ができるようにネットワークを設定しておく必要があります。
- 注※
- server.propertiesファイルのserver.http.socket.agentAddressプロパティおよびserver.http.socket.bindAddressプロパティについては,「付録A. 共通エージェントコンポーネントの設定」を参照してください。
- IPv4とIPv6のアドレスが有効になっているホストの場合,IPv6アドレスでホストを追加しても,IPv4アドレスでホスト情報が追加されることがあります。この現象を回避するには,server.propertiesファイルで,server.http.socket.agentAddressプロパティおよびserver.http.socket.bindAddressプロパティにIPv6アドレスを指定してください。
- ホストのIPアドレスには,静的なアドレスを設定しておく必要があります。DHCPは使用しないでください。
- HDLMをインストールする前に,インストールするマシンのローカル時間は現在の日時を設定しておいてください。現在の日時に設定していない場合,HDLMを使用しているホストから,パス稼働情報(パスステータスログ)が正しく取得されないおそれがあります。
- この項の構成
- (1) HDLMの要件
HDLMの要件については,HDLMのマニュアルを参照してください。VMware版のHDLMを使用している場合は,リモート管理クライアントも必要になります。リモート管理クライアントについては,VMware版のHDLMのマニュアルを参照してください。
HDLMのインストールおよび環境設定については,HDLMのマニュアルおよびこのマニュアルの「付録A. 共通エージェントコンポーネントの設定」を参照してください。
- 注意事項
- HDLMのバージョンが6.0より前の場合は,Global Link ManagerとIPv6で接続できません。IPv6の設定が有効になっている場合,ホストのIPv6の設定を無効にしてください。IPv6の設定が有効になっていると,共通エージェントコンポーネントのサービスは起動できません。
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