7.2.3 収集される障害情報

HDLM障害情報収集ユティリティ（DLMgetras）実行時に障害情報収集先フォルダ内に収集される障害情報の一覧を次の表に示します。

表7-1 HDLM障害情報収集ユティリティ（DLMgetras）が収集する障害情報の一覧

収集したファイルを格納するフォルダ^※1	ファイル	説明
`収集情報出力先フォルダの直下`	`getrasn.log`	`DLMgetras`ユティリティ実行時のログファイル
`収集情報出力先フォルダ`\`HDLMのインストール先ドライブ`_\Program Files\HITACHI\DynamicLinkManager^※2	`hdlmservicepack`	HDLMのSPバージョン番号
	`hdlmversion`	HDLMのバージョン番号
`収集情報出力先フォルダ`\`HDLMのインストール先ドライブ`_\Program Files\HITACHI\DynamicLinkManager\log^※2	`dlmmgrn.log`	HDLMマネージャのログ（ドライバのログを含む）
	`dlmperfinfo[1-2].log`	`dlmperfinfo`ユティリティ実行時のログ
	`dlmstnn.log`	ストレージシステム名設定機能のログファイル
	`hdlmtrn.log`	トレースファイル
	`hs_err_pidnnnn.log`	Java実行ログ（`nnnn`はプロセスID）
	`dlmguin.log` `dlmgui_launcher.log` `dlmwebgui_setup.log`	HDLM GUIのログ
	`dlmwebagent［1-N］.log`^※3	共通エージェントコンポーネントのログ
	`installhdlm.log`	サイレントインストールのログ
	`dlnkmgr[1-2].log`	プロセス別トレース情報ファイル
`収集情報出力先フォルダ\Windowsが導入されているフォルダ（%SystemRoot%）`	`setupact.log` `setupapi.log` `setuperr.log`	Windowsのログ
`収集情報出力先フォルダ\Windowsが導入されているフォルダ\inf\（%SystemRoot%\inf\）`	`setupapi.app.log` `setupapi.dev.log` `setupapi.offline.log`	Windowsのログ
`収集情報出力先フォルダ`\`HDLMのインストール先ドライブ`_\Program Files\HITACHI\DynamicLinkManager\log\mmap^※2	`Hdlmtr.mm`	トレース管理ファイル
`収集情報出力先フォルダ`\`HDLMのインストール先ドライブ`_\Program Files\HITACHI\DynamicLinkManager\config^※2	`dlmgui.properties`	ストレージシステム名のプロパティファイル
	`dlmgui_version`	HDLM GUIのバージョンおよびビルド番号
	`dlmguiconfig.properties`	HDLM GUIのパスリストビューでのフィールド幅設定情報
	`dlmmgr.xml`	HDLMの設定ファイル
	`dlmwebagent.properties`	共通エージェントコンポーネントの設定ファイル
	`dlmsnmp.properties`	HDLM SNMP設定ファイル
`収集情報出力先フォルダ\Volume Managerのインストール先ドライブ_\Program Files\VERITAS\Volume Manager M.N\logs`^※4	`logs以下のすべてのファイル`	Volume Managerのログ
`収集情報出力先フォルダ`\`VCSのインストール先ドライブ_\Program Files\VERITAS\Cluster Server\log`	`log以下のすべてのファイル`	VCSのログ
`収集情報出力先フォルダ\getrasinfo`	`application-list.txt`	インストール情報の一覧
	`Cluster-reg.txt`	クラスタのレジストリ情報
	`cluster-sys.txt`	MSCS情報
	`dirHdlmRoot.txt`	HDLMのインストール先フォルダの下にある，すべてのフォルダおよびファイルの一覧
	`dirSystemRoot.txt`	Windowsのインストール先フォルダの下にある，すべてのフォルダおよびファイルの一覧
	`dlm_iscsims.txt`^※5	iSCSIの情報
	`dlm-reg.txt`	HDLMのレジストリの内容
	`dlmmemorytraces.txt`	HDLMのメモリトレース情報
	`dlmmgr-lic.txt`	`dlnkmgr view -sys -lic`の内容
	`dlmmgr-lu.txt`	`dlnkmgr view -lu -item pn cp type ic ie dnu slpr clpr dpc` `vid`の内容
	`dlmmgr-lu-all.txt`	`dlnkmgr view -lu -item all`の内容
	`dlmmgr-path.txt`	`dlnkmgr view -path` の内容
	`dlmmgr-path-iem.txt`	`dlnkmgr view -path -iem`の内容
	`dlmmgr-sys.txt`	システム情報，SCSIポートごとのドライバ情報
	`driverquery.txt`	ドライバの詳細情報の一覧およびドライバのデジタル署名情報の一覧
	`wevApplication.txt`	イベントログ－アプリケーション
	`wevSystem.txt`	イベントログ－システム
	`wevSetup.txt`	イベントログ－セットアップ
	`HBA-reg.txt`	HBAのレジストリ設定情報
	`hdlmdsm-status.txt`	HDLMドライバ情報
	`hyper-v.txt`	Hyper-V関連のWMIクラスインスタンス
	`iscsi-reg.txt`	iscsiのレジストリ情報
	`mpio-list.txt`	MPIOの情報
	`mpio-reg.txt`	MPIOのレジストリ情報
	`path_environ.log`	環境変数「`Path`」の情報
	`sysdllexe.txt`	HDLM，日立共通ディレクトリおよびシステムディレクトリにインストールされた実行形式ファイルのバージョン情報，PE（Portable Executable）形式ファイルのタイムスタンプ，最終更新日付，ファイルサイズの情報を格納
	`win_dep.log`	DEPの設定情報
	`winmsd.txt`	Windowsシステム情報
`収集情報出力先フォルダ\hbsainfo`	`hbsainfo以下のすべてのファイル`^※6	HDLM以外のHitachi Command Suite製品の障害情報
`収集情報出力先フォルダ\%SystemDrive%`	`hdlminst.log`	HDLMのインストールログ

注※1: それぞれの障害情報収集先フォルダは，DLMgetrasユティリティ実行時にユーザが指定した収集情報出力先フォルダ内に作成されます。; 収集情報出力先フォルダの指定をしないで，コマンドプロンプトからDLMgetrasユティリティを実行した場合，またはWindowsの［スタート］メニューからDLMgetrasユティリティを実行した場合のデフォルトの収集情報出力先フォルダは，「Windowsのインストール先ドライブ:\hdlmtemp\hdlmgetras_nn」です。nnは00～99の数字です。

注※2: 下線部はインストール時に指定したフォルダです。

注※3: Nの値は，dlmwebagent.propertiesファイルの設定に依存します。

注※4: M.NはVxVMまたはVxVMを含むVeritas Storage Foundation for Windowsのバージョンを示します。例えば，5.1はVeritas Storage Foundation for Windows 5.1を示します。

注※5: iSCSIソフトウェアがインストールされている場合だけ取得できます。

注※6: 収集対象のHitachi Command Suite製品を使用している場合だけ取得できます。