Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)

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3.5.7 Global Link Managerを使用してHDLMを管理する場合のファイアウォールの設定

ホストのOSがWindowsの場合,Windowsファイアウォールが有効のとき,Global Link Managerを使用してHDLMを管理するには,共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをファイアウォールに例外登録する必要があります。

共通エージェントコンポーネントで使用するポートについては,マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。

例外登録の手順について,次に説明します。

  1. Administratorユーザでログオンします。
  2. firewall_setupコマンドを実行します。
  3. コマンドが成功したことを示す次のメッセージが表示されることを確認してください。
    The command ended successfully.
この項の構成
(1) firewall_setupコマンドについて

(1) firewall_setupコマンドについて

firewall_setupは,ホストのOSがWindowsの場合に,共通エージェントコンポーネントで使用するポートをファイアウォールの例外として登録するためのコマンドです。

firewall_setupコマンドのデフォルトの格納場所は,Device Managerエージェントのインストールの有無によって,次のとおりとなります。

注※
HDLM 8.8.1以前からアップグレードインストールした場合は,Program Files (x86)になります。

firewall_setupコマンドの構文を次の表に示します。

表3-13 firewall_setupコマンドの構文

項目 説明
構文 firewall_setup {-set|-unset}
機能 Windows環境で,共通エージェントコンポーネントで使用する次のポートをファイアウォールの例外として登録します。
  • server.agent.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24041/tcp)
  • server.http.portプロパティに設定されたポート(デフォルト:24042/tcp)
  • server.http.localPortプロパティに設定されたポート(デフォルト:24043/tcp)
Administratorsグループの管理者権限があるユーザか,「管理者として実行」から実行した「管理者:コマンドプロンプト」で実行してください。
オプション

-set
ファイアウォールの例外登録をする場合に指定します。

-unset
ファイアウォールの例外登録の設定を解除する場合に指定します。

注意事項
Windowsでは,共通エージェントコンポーネントのコマンドがインストールされるフォルダが自動的に環境変数Pathに追加されます。このため,コマンドを実行するとき,コマンドが格納されているフォルダにカレントフォルダを移動する必要はありません。