Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)
![[目次]](GRAPHICS/CONTENT.GIF)
![[索引]](GRAPHICS/INDEX.GIF)
![[前へ]](GRAPHICS/FRONT.GIF)
![[次へ]](GRAPHICS/AFTER.GIF)
3.5.3 HDLMをサイレントインストールする場合の準備
サイレントインストールとは,HDLMのインストール時に,ダイアログに対する応答やHDLMの機能の設定を省略することができるインストール方法です。ダイアログへの応答内容をあらかじめインストール情報設定ファイルに定義しておきます。サイレントインストールを使った処理の流れを,次に示します。
- インストールに必要な情報を,インストール情報設定ファイルに定義します。
- HDLMインストールユティリティ(installhdlm)を実行します。
- ダイアログの応答やHDLMの機能の設定は,インストール情報設定ファイルの内容に従って自動的に行われます。
- インストールが完了します。インストールの状況や結果について,ログが出力されます。
ここでは,次に示すサイレントインストールについて説明します。
- インストール情報設定ファイルの定義方法
- インストール時の注意事項
installhdlmユティリティについては,「7.8 installhdlm HDLMインストールユティリティ」を参照してください。
サイレントインストールの手順については,「3.5.5 HDLMの新規インストール」で説明します。
- この項の構成
- (1) インストール情報設定ファイルの定義
- (2) インストール時の注意事項
インストール情報設定ファイルには,インストール時に必要なライセンスキーファイル,インストール先フォルダ,およびそのほかの情報をあらかじめ定義しておきます。
HDLMでは,インストール情報設定ファイルの編集を容易にするため,サンプルファイルを提供しています。このサンプルファイルは,DVDに同梱されています。
次に,インストール情報設定ファイルの編集方法を示します。
- DVDに同梱されている,インストール情報設定ファイルのサンプルファイルを任意のフォルダにコピーします。
サンプルファイルの格納先を次に示します。
インストールDVDが入ったドライブ:\HDLM_Windows\DLMTools\sample_installhdlm.ini
- 手順1でコピーしたサンプルファイルをテキストエディタで編集し,インストール情報設定ファイルを作成します。
インストール設定情報ファイルに定義する内容は,「7.8.3 インストール情報設定ファイルの定義内容」を参照してください。
- サイレントインストールを実行中は,installhdlmユティリティを強制終了しないでください。[Ctrl]+[C]などによって,installhdlmユティリティを強制終了した場合,HDLMのインストールは中止されません。インストール情報設定ファイルのrestartキーに,yが指定されていた場合で,インストールが正常終了したときは,コンピュータが再起動されます。installhdlmユティリティを強制終了した場合は,必ずinstallhdlm.logで,インストール結果を確認してください。
- installhdlmユティリティの実行に必要なディスク容量を次に示します。
workdirキーに指定したフォルダ(workdirキーを指定しなかった場合は,環境変数TMPまたはTEMPで指定したフォルダ)に,20KBの空き容量が必要です。
- インストール情報設定ファイルで定義できるHDLMの動作情報は,HDLMコマンドのsetオペレーションを使用しても設定できます。この場合,「3.7 HDLMの機能の設定」を参照して,サイレントインストールの終了後に動作情報を設定してください。
インストール情報設定ファイルで定義できるHDLMの動作情報については,「7.8.3 インストール情報設定ファイルの定義内容」を参照してください。
HDLMコマンドのsetオペレーションについては,「6.6 set 動作環境を設定する」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2022, Hitachi, Ltd.