Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Windows®用)
dlmperfinfoユティリティに-fパラメタを指定すると,指定したファイル※に性能情報を出力します。項目名と値は,それぞれ「"」(引用符)で囲まれ,コンマ区切りで出力されます(CSV形式)。出力する内容は「表7-3 出力内容一覧」を参照してください。
- 注※
- -cパラメタに「0」を指定した場合は,指定したCSVファイル名の後に_YYYYMMDDhhmmss.csvが付いたファイルに出力されます。YYYYMMDDhhmmssは,ファイルを作成した日時(協定世界時)です。
CSVファイルの出力例を次に示します。
実行例
PROMPT>dlmperfinfo -i 300 -c 2 -f CSVファイル名 KAPL13031-I HDLM 性能情報表示ユティリティ(dlmperfinfo)を開始します。開始時刻 = 2017/08/25 16:54:43 KAPL13047-I 性能情報を計測中です。(1 / 2) KAPL13047-I 性能情報を計測中です。(2 / 2) KAPL13032-I HDLM 性能情報表示ユティリティ(dlmperfinfo)が終了しました。終了時刻 = 2017/08/25 17:04:43CSVファイルの出力例
[Paths:000008] "UTC","Date","Time","LDEV","HDevName","Device","PathID","Count_R/s","Count_W/s","MB_R/s","MB_W/s","Time_R","Time_W" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0001","T","-","000003","201","203","50.1858","50.8025","11706.6535","19000.2065" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0001","T","-","000007","204","206","51.0742","51.5142","10797.2242","18219.6545" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0002","Q","-","000000","206","207","51.5683","51.7892","11296.0631","18445.5682" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0002","Q","-","000004","207","207","51.7850","51.8575","10786.2675","17964.4305" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0003","R","-","000001","214","214","53.3809","53.4808","10383.1501","17372.4913" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0003","R","-","000005","208","209","52.1050","52.2542","11197.5802","18404.2627" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0004","S","-","000002","207","207","51.7492","51.7484","10897.4646","17949.8596" "20170825T075443","20170825","165443","HUS100.93010246.0004","S","-","000006","206","208","51.5575","52.0141","11350.0425","18365.4392" "UTC","Date","Time","LDEV","HDevName","Device","PathID","Count_R/s","Count_W/s","MB_R/s","MB_W/s","Time_R","Time_W" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0001","T","-","000003","205","205","51.2650","51.1525","11799.3009","18927.1717" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0001","T","-","000007","208","206","51.8992","51.5050","10871.5228","17950.4893" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0002","Q","-","000000","209","209","52.1266","52.1417","11433.0480","18151.6177" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0002","Q","-","000004","209","208","52.3025","51.9699","11077.6041","17975.6254" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0003","R","-","000001","212","214","53.1176","53.5400","10465.4595","17251.6228" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0003","R","-","000005","211","210","52.8133","52.6158","11491.4614","18302.5468" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0004","S","-","000002","206","208","51.5583","51.9783","11196.7805","18079.7360" "20170825T075943","20170825","165943","HUS100.93010246.0004","S","-","000006","205","205","51.2042","51.1567","11764.4349","18439.9283"
- -cパラメタに「0」を指定した場合,ユーザがユティリティの実行を中止しないかぎり,連続実行します。ユティリティを終了するには[Ctrl]+[C]で処理を中止してください。
- CSVファイルを出力する場合は,ファイル出力先のディスクを圧迫しないように,次の計算式で必要なディスク容量を計算してください。また,不要になったCSVファイルは適宜削除するようにしてください。
- -cパラメタに「0」を指定した場合
- -aパラメタを指定した場合
1025バイト×((パス数+1)×-mパラメタで指定する値+1)×-rパラメタで指定する値(バイト)- -aパラメタを指定しない場合
671バイト×((パス数+1)×-mパラメタで指定する値+1)×-rパラメタで指定する値(バイト)- -cパラメタに「0」以外を指定した場合
- -aパラメタを指定した場合
1025バイト×((パス数+1)×-cパラメタで指定する値+1)(バイト)- -aパラメタを指定しない場合
671バイト×((パス数+1)×-cパラメタで指定する値+1)(バイト)
- (例1)パス数が3060の環境で,-aパラメタを指定して288回収集する場合
- dlmperfinfo -c 288 -f CSVファイル名 -aを実行する場合で,ファイルサイズは次のとおりです。
- 1025×((3060+1)×288+1)=903608225(バイト)(約862MB)
- (例2)パス数が500の環境で,-aパラメタを指定して,1分の時間間隔で1日分を1ファイルとして,1年間分のファイルを収集する場合
- -mパラメタは,60分×24時間=1440,-rパラメタは,1年の日数+1=366 なので,dlmperfinfo -i 60 -c 0 -f CSVファイル名 -m 1440 -r 366 -aを実行する場合で,ファイルサイズは次のとおりです。
- 1025×(500+1)×(1440+1)×366=270836166150(バイト)(約252.2GB)
- (例3)パス数が1000の環境で,-aパラメタを指定して,ファイルあたりの測定回数を1440として,ファイル容量を2TB以内にする場合
- -rパラメタの値=2×10244÷(1025×1001×1441)≒1487.3(ファイル)
- そのため,ファイル容量を2TB以内にするには1487ファイルまで作成できるので,dlmperfinfo -c 0 -f CSVファイル名 -m 1440 -r 1487 -aを実行できます。
- CSV出力ファイルの行数は次の計算で求められます。次の計算式で1ファイル当たりの出力行数を算出し,測定回数を調整してください。
- -cパラメタに「0」を指定した場合
(パス数+1)×-mパラメタで指定する値+1
ただし,ヘッダー部分を表示しないように-tパラメタを指定して実行した場合は,次のようになります。
パス数×-mパラメタで指定する値- -cパラメタに「0」以外を指定した場合
(パス数+1)×-cパラメタで指定する値+1
ただし,ヘッダー部分を表示しないように-tパラメタを指定して実行した場合は,次のようになります。
パス数×-cパラメタで指定する値
- (例1)パス数が500の環境で,ヘッダー部分を表示しないで1ファイルに500回分測定結果を出力する場合の行数
- (500+0)×500+0=250000(行)
- (例2)パス数が1000の環境で,ヘッダー部分も表示して1048576行までに抑える測定回数
- (1048576-1)÷(1000+1)≒1047.5(回)
- そのため,1ファイルに1047回まで測定結果を出力できます。
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