Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
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3.26.1 HDLM管理対象のデバイスへの操作
HDLMをアンインストールする前に実施する必要がある操作の手順を,次に説明します。
- 必要に応じて,HDLM管理対象のデバイスの内容をテープなどにバックアップします。
- HDLMデバイスの論理デバイスファイル名およびストレージシステムの内部LU番号の対応情報を控えておきます。
これは,HDLMをアンインストール後に,SCSIデバイスの論理デバイスファイル名とLUの対応が付けられるようにするためです。
- アプリケーションからHDLMデバイスの登録を解除します。
アプリケーションは,アクセス時にHDLMデバイスを使用しているため,アンインストール後に同じHDLMデバイスを使用して該当するLUにアクセスできません。クラスタソフトウェアを含むアプリケーション(ボリューム管理ソフトウェア以外)のプログラムにHDLM管理対象のデバイスを登録している場合,HDLMデバイスの登録を解除してください。
Heartbeatの設定を解除する手順については,「3.26.2 Heartbeatの設定解除」を参照してください。Oracle RACの設定を解除する手順については,「3.26.3 Oracle RACの設定解除」を参照してください。RHCMの設定を解除する手順については,「3.26.4 RHCMの設定解除」を参照してください。VCSの設定を解除する手順については,「3.26.5 VCSの設定解除」を参照してください。VxVMの設定を解除する手順については,「3.26.6 VxVMの設定解除」を参照してください。
- Xenの設定を解除します。
HDLMデバイスをdomainUで使用できないように設定します。
Xenの設定解除の手順については,「3.26.7 Xenの設定解除」を参照してください。
- KVMの設定を解除します。
HDLMデバイスをハードウェア設定ファイルから削除します。
KVMの設定解除の手順については,「3.26.8 KVMの設定解除」を参照してください。
- HDLMデバイスのマウントを解除します。
HDLMデバイスを指定してHDLM管理対象のデバイスをマウントしている場合は,マウントを解除してください。また,ホストの起動時に自動でマウントする設定をしている場合は,/etc/fstabファイルを編集してその設定を削除してください。
設定解除の方法については,「3.6.1 HDLMを新規インストールする前の準備」の「(1) HDLM管理対象予定のデバイスへの操作」を参照してください。ただし,すでに定義されているHDLMデバイスを解除してSCSIデバイスを追加する手順で,実施してください。
- ボリューム管理ソフトウェアからHDLMデバイスの登録を解除します。
HDLMデバイスをボリューム管理ソフトウェアに登録している場合は,登録を解除してください。
LVMの設定解除の手順については,「3.26.9 LVM2の設定解除」を参照してください。
- mdデバイスをSCSIデバイスに移行します。
HDLM管理対象デバイスを使ってmdデバイスを構築している場合は,HDLM管理対象デバイスからSCSIデバイスに移行する必要があります。
mdデバイスの設定解除の手順については,「3.26.10 mdデバイスの設定解除」を参照してください。
- LUKSの設定を解除します。
HDLMデバイスにLUKSが適用された環境からSCSIデバイスに移行します。
LUKSの設定解除の手順については,「3.26.11 LUKSの設定解除」を参照してください。
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