Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
HDLMが検知した障害情報やトレース情報は,プロセス別トレース情報ファイル,トレースファイル,障害ログ,HDLM構成定義ユティリティ(dlmcfgmgr)のログおよびsyslogに採取されます。これらの障害情報から,障害状況の把握や原因の解析ができます。
それぞれのログで採取できる障害情報について次の表に示します。
ログ名 | 内容 | 出力先 |
---|---|---|
プロセス別トレース情報ファイル | HDLMコマンドの動作ログが採取されます。 | デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/opt/DynamicLinkManager/log/dlnkmgr[1-2].log |
トレースファイル | HDLMマネージャのトレース情報が,ユーザの設定したレベルで採取されます。障害が発生したときに,設定を変更してトレース情報を採取することがあります。 | トレースファイルの名称を,次に示します。 /var/opt/DynamicLinkManager/log/hdlmtr[1-64].log |
障害ログ | 検知した障害の中で,ユーザが設定したレベルの障害情報が採取されます。デフォルトでは,検知したすべての障害情報が採取されます。 |
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HDLM構成定義ユティリティ(dlmcfgmgr)ログ | dlmcfgmgrユティリティ実行時のログを採取します。 | ログファイルの名称を,次に示します。 /var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr[1-2].log /var/opt/DynamicLinkManager/log/dlminquiry.log |
syslog | ユーザがsyslogの設定ファイルで設定したレベル以上のHDLMのメッセージが採取されます。※Information以上の情報の出力を設定することをお勧めします。 syslogは,テキストエディタで確認できます。 syslogにHDLMのログを出力する場合は,syslogデーモンを有効にしてください。 |
デフォルトのファイル名称を,次に示します。 /var/log/messages syslogのファイルパスは,syslogの設定ファイルで設定します。詳細はLinuxのマニュアルを参照してください。 |
HDLMブートログ | ブートディスク環境でHDLMが起動する際に採取します。 | HDLMブートログの名称を,次に示します。 /etc/opt/DynamicLinkManager/hdlmboot[1-3].log |
user.info /tmp/syslog.user.log
障害レベルについては「2.12.2 障害情報のフィルタリング」を参照してください。
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