7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ
HDLMで発生した障害の解析に必要な障害ログ,統合トレースファイル,トレースファイル,定義ファイル,コアファイル,ライブラリなどの情報を収集します。収集した情報はファイルにまとめ,指定されたディレクトリに出力します。出力するファイルは次のとおりです。
hbsa.tar.Z
HDLM以外のHitachi Command Suite製品の障害情報を圧縮したファイルです。
障害情報の収集対象となるHitachi Command Suite製品を使用している場合だけ出力されます。
getras.tar.Z
HDLMおよびシステムの情報を圧縮したファイルです。
getras.tar.Zに収集される情報の詳細については,「7.2.3 収集される障害情報」を参照してください。
「7.2.3 収集される障害情報」に記載されている以外の情報を収集したい場合は,収集したい情報を収集情報定義ファイルに定義してください。収集情報定義ファイルに定義した情報は,getras.tar.Zに圧縮されます。
なお,DLMgetrasユティリティが収集する情報には,システムの再起動時に消去されてしまうものもあります。障害発生時は,速やかにこのユティリティを実行してください。
- 〈この節の構成〉