Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)
HDLMボリュームグループ操作ユティリティの各コマンドのパラメタは,「表7-3 HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンドと対応するAIXコマンド表」に示す,対応するAIXコマンドのパラメタと同じです。HDLMボリュームグループ操作ユティリティの各コマンドのパラメタについては,AIXのマニュアルを参照してください。
KAPL10501-W以外は,HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンドに対応する,AIXのコマンド応答メッセージが表示されます。
- HDLMボリュームグループ操作ユティリティからは,AIXのエラーメッセージが出力されます。また,HDLMボリュームグループ操作ユティリティの詳細は,対応するAIXコマンドに対するmanコマンドを実行すると表示される情報を参照してください。
- HDLMボリュームグループ操作ユティリティで作成したボリュームグループ以外のボリュームグループを,パラメタに指定しないでください。HDLMボリュームグループ操作ユティリティで作成したボリュームグループ以外のボリュームグループを,パラメタに指定した場合,エラーチェックはしないため,ボリュームグループの状態が不正になることがあります。
- 論理ボリュームからコピーの除去を行う場合は,「4.1.13 SMIT画面を使用するときの注意事項」を参照してください。
HDLMボリューム操作ユティリティのコマンドを次に示します。
- (例1)
- HDLM用のボリュームグループ「dlmvg1」を作成する場合
- HDLMデバイス「dlmfdrv2」と「dlmfdrv3」が別のLUを使用している場合,次に示すコマンドを実行して,HDLM用のボリュームグループ「dlmvg1」を作成します。
- 次に示すコマンドを実行して,ボリュームグループ「dlmvg1」の状態を確認します。
- (例2)
- HDLMのボリュームグループ「dlmvg1」に,AIXの物理ボリューム「hdisk4」が混在している状態を修正する場合
- HDLMのボリュームグループ「dlmvg1」の状態を確認します。
- HDLMのボリュームグループ「dlmvg1」から,混在しているAIXの物理ボリューム「hdisk4」を削除します。
- HDLMのボリュームグループ「dlmvg1」の状態を再度確認します。
- (例3)
- AIXのボリュームグループ「datavg1」に,HDLMデバイス「dlmfdrv4」が混在している状態を修正する場合(AIXコマンドの実行例)
- AIXのボリュームグループ「datavg1」の状態を確認します。
- AIXのボリュームグループ「datavg1」から,混在しているHDLMのボリューム「dlmfdrv4」を削除します。
- AIXのボリュームグループ「datavg1」の状態を再度確認します。
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