Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)

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4.1.2 パスの障害を検出した場合について

HDLMでパスの障害を検出した場合,直ちにその障害に対処して,パスを復旧してください。

パスの障害はI/Oが発行されたときにチェックされます。ノンオーナパスなど,通常I/Oが発行されないパスがある場合,パスヘルスチェック機能を有効にして,I/Oの有無に関係なく,障害を検出できるようにしてください。パスヘルスチェック機能の詳細については「2.9 パスヘルスチェックによる障害検出」を参照してください。

パスに障害がある状態で,パスヘルスチェックまたは自動フェイルバックで設定した時間間隔に到達し,パスヘルスチェックまたは自動フェイルバック処理が実行されているときに下記の処理を実行すると,応答が遅くなる場合があります。

パスに障害がある状態で,HDLMコマンドのonlineオペレーションに-sパラメタを指定して実行すると,コマンド処理が終了するまでに時間が掛かることがあります。

パスに障害がある状態ですべてのパスまたは複数パスをonlineにするときは,-sパラメタを指定しないで実行することを推奨します。-sパラメタを指定しないで実行すると,onlineにできないパスがあったときに,処理を継続できるかどうかを確認するメッセージが表示されます。このメッセージに対して「n」を入力すると,コマンドを中断できます。