Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)
- HDLMドライバで制御できる論理デバイスファイルが,HDLMデバイス(dlmfdrvn)からOSが提供するhdiskに統合されました。したがって,HDLMで制御する論理デバイスファイルをAIX標準のcfgmgrコマンドで構成できます。
除外ディスク定義ファイル(/usr/DynamicLinkManager/drv/dlmfdrv.unconf),
およびHDLMドライバ構成定義ファイル(/usr/DynamicLinkManager/drv/dlmfdrv.conf)は使用しなくなりました。HDLMをインストールすると,「2.1 HDLMで管理するデバイス」の「HDLMが管理できるデバイス」で示したすべてのデバイスが管理対象になります。物理ボリュームをHDLMの管理対象から外すことはできなくなりました。- rc.shutdownファイルの不要化
05-63以前および05-80以降のHDLMでは,ホストを起動するとき物理ボリュームが定義済みになることを回避するために,rc.shutdownファイルを提供していました。HDLM EXではこの現象が発生しないので,rc.shutdownファイルを提供しなくなりました。- HDLMコマンドのviewオペレーションで「HDevName」に表示する内容が,HDLMデバイス(dlmfdrvn)からhdiskに変わりました。それに伴って,05-63以前および05-80以降のHDLMでview -lu,view -drvを実行するとhdisk名を表示していた「Device」を削除しました。
- dlmfdrvが削除されたことによって,次に示すHDLMユティリティは提供しなくなりました。
また,HDLMドライバ削除ユティリティ(dlmrmdev)の実行対象は,dlmfdrvからhdiskに変更しました。
- HDLMボリュームグループ操作ユティリティ
HDLM EXでは,HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンドに対応するAIXの標準コマンドを使用します。HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンドとAIXの標準コマンドの対応を次の表に示します。表B-1 HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンドと対応するAIXコマンド
HDLMボリュームグループ操作ユティリティのコマンド 対応するAIXコマンド dlmchvg chvg dlmexportvg exportvg dlmextendvg extendvg dlmimportvg importvg dlmlistvgbackup listvgbackup dlmlsvg lsvg dlmmirrorvg mirrorvg dlmmkvg mkvg dlmrecreatevg recreatevg dlmreducevg reducevg dlmreorgvg reorgvg dlmrestorevgfiles restorevgfiles dlmrestvg restvg dlmsavevg savevg dlmsyncvg syncvg dlmunmirrorvg unmirrorvg dlmvaryoffvg varyoffvg dlmvaryonvg varyonvg - HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)
HDLM EXでは,AIXのcfgmgrコマンドを使用します。- HDLMデバイス構成チェックユティリティ(dlmchkdev)
- HDLM HBA交換用ユティリティ(dlmHBAdel)
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